『#居酒屋新幹線2』・最終回 | なにわの司法書士の徒然草

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毎日放送(TBSテレビ系列)火曜24時59分のドラマ『#居酒屋新幹線2』

 

 

パート1では東北新幹線に乗車して12か所の土地を巡っていたが

 

今作は8話で終了

 

やはり北陸新幹線となると駅数も少なく、これといった話題になる土地も少なかったようだ

 

それでもこの時期にパート2を放送したというのは、3月に北陸新幹線が延伸することで

 

その宣伝を兼ねてということなのだろう

 

 

その証拠に、まだ開業していないはずの金沢以西の駅を、敦賀、小松、福井と3か所訪問

 

「金沢敦賀間は3月開業予定です」というテロップを入れてまで舞台にしている

 

これまでの北陸新幹線のメインスポットだった金沢や富山だけでなく

 

福井県の魅力を伝えることで、福井県にも足を運んでもらおうという意図

 

その宣伝効果は十分にあったのではないだろうか

 

 

ただ、ひと言言わせてもらえば、このドラマの制作は関西の毎日放送

 

パート1の東北ならば、関西の人たちに東北まで来てもらおうという制作意図は理解できる

 

しかし、福井や敦賀は、関西の人にとってはもともと特急サンダーバードに乗って

 

すぐにいける身近な場所という印象

 

関西のテレビ局が制作する作品で、わざわざ宣伝しなければいけないものでもない

 

とすれば、この作品は関東の人たちをターゲットにした作品のようにも思えてしまい

 

何となく東京に日和ったような感じがしてしまう

 

 

パート1と比べると、少しずつ作り方が違ってきた点が見えてくる

 

パート1では、ドラマ前半で街を歩いて酒や肴を買い込んで

 

後半はもっぱら居酒屋新幹線の風景、というのは定番であったが

 

今作では、車内でいろいろな酒や料理を取り出しながら、それを購入しているときの様子や

 

店員とのやり取りを挟み込んでいくという構成に変化

 

確かにこうすれば、後半に10分程度ずっと飲み食いの様子を見させられるという苦痛から

 

解放されて非常に見やすくなったように思う

 

 

パート1で気になって仕方なかった、料理を口に入れたまま酒を注ぎこんでクチュクチュと

 

酒と料理を口の中でミキシングする気持ち悪かった場面も

 

飲み食いする場面が断片的になることで、かなり少なくなってくれたのは救い

 

 

街中で出会う人や出張先の営業所に知名度のある俳優を起用したのもパート1では無かったこと

 

ただ、それが毎話の恒例というわけでもなく、またせっかく起用したのに

 

1話の中のほんの一部分のゲストというのはもったいない気がする

 

戸田菜穂さんが街中で出会う謎の女性という設定で登場したのは1話ゲストで出演したのは

 

設定上しかたない部分かも知れないが

 

金沢支店の社員役で登場した草川拓弥は、もう一度金沢に出張するなどして

 

もう一度二度、出演させられる可能性はあったのではないかと思う

 

かと思えば、珍しく2人であちこちを巡ることになった敦賀の街で出会った台湾人とは

 

福井で再会して唯一2度の登場

 

どうせならば、戸田菜穂さんとどこかの街で再会した方がドラマチックだった気はする

 

 

最終回には、居酒屋新幹線を始めるきっかけが初めて描かれて

 

師匠がモロ師岡さんだということも明かされる

 

駅や街中で、モロ師岡さんらしきトランクを持った人影が現れて再会する流れ

 

もし師匠と再会ということにでもなれば、それはイコール完結だと思っていたら

 

最後に新幹線の通路をはさんだ席に座ったトランクの男は全くの別人

 

ということで、おそらくパート3につながっていくのではないかという結末

 

次は東海道新幹線か上越新幹線、どちらになるのだろう