『たそがれ優作』・最終回 | なにわの司法書士の徒然草

なにわの司法書士の徒然草

つれづれなるままに日暮らし
PCに向かいて
心にうつりゆくよしなしごとを
そこはかとなく書きつづれば
あやしうこそものぐるをしけれ

BSテレ東土曜21時のドラマ『たそがれ優作』

 

 

第1話を見た時点では、北村有起哉が女性といい感じになるがフラれて

 

坂井真紀さんのバーに行って一人酒

 

そこに坂井真紀さんの「なにたそがれてんの」の声が聞こえてきて

 

話を聞いてもらって大人の反省会でダメ出しされる

 

そんなパターンに見せたし、実際それが基本にはなっていた

 

フーテンの寅さんにバーを組み合わせたような、おもしろい設定だと思っていた

 

 

しかし、たった8話の中にいろいろなパターンを盛り込もうとし過ぎて

 

それがパターンだと視聴者に印象付ける前に変化球を投げ過ぎ

 

しっかりストレートを見せてからでないと変化球も効果が無い

 

 

第2話にして早くも、一緒に酒を飲むのが元嫁の遊井亮子といきなりの変化球

 

さらにはかつての不倫相手と再会したり、学生時代のマドンナとは会うことも無く

 

友人がそのマドンナと結婚すると報告を受けて電話で話すだけだったり

 

前田美波里さんのときには、憧れの大先輩女優という設定だったので

 

スーツにハットで前田美波里さんをエスコートするのに必死で、恋愛ムードなど微塵もなく

 

さすがにこの回は、坂井真紀さんの「なにたそがれてんの」の台詞も聞こえて来ず

 

 

もうちょっと序盤でしっかりとパターンを見せておいてから

 

後半に変化球で勝負してもらいたかった気がする

 

 

そんなことで、思ったよりも若い女優と飲む機会が少なかったが

 

その中で北香那の飲み姿というのは印象的

 

『今夜はコの字で』で美味しそうにお酒を飲む姿というのは披露してきたが

 

今作では、大酒飲みという設定で、北村有起哉が中ジョッキなのに大ジョッキを注文し

 

ハイペースで飲み続けたかと思えば、別のグループに声を掛けられて

 

北村有起哉そっちのけで一緒に飲み始め、最後にはグループの3人全員を酔いつぶしてしまう

 

もともと天真爛漫なうえに、酒が入るとさらに笑い上戸で陽気なお酒

 

演技とはいえ魅力的な飲み姿で、改めてもっと注目されていい女優だと思わされた

 

 

そういえば、最終回は坂井真紀さんの婚約者のふりをして一緒に実家に行くという展開

 

坂井真紀さんの本気とも冗談とも取れる言葉に恋に落ちてしまいそうになるわけだが

 

お相手が坂井真紀さんということで、この回も「なにたそがれてんの」は無し

 

しかし、タイトルからすれば、ラストは「なにたそがれてんの」で締めて欲しかった気がする