『湯遊ワンダーランド』・最終回 | なにわの司法書士の徒然草

なにわの司法書士の徒然草

つれづれなるままに日暮らし
PCに向かいて
心にうつりゆくよしなしごとを
そこはかとなく書きつづれば
あやしうこそものぐるをしけれ

テレビ大阪(テレビ東京系列)土曜24時55分のドラマ『湯遊ワンダーランド』

 

 

なんだか最後までよくわからないシュールな作品

 

序盤は、サウナに行ったことがなかったともさかりえがサウナの快感を知り

 

水風呂の気持ちよさ、ローリュー、外気浴、さらにはサウナを離れてあかすりと

 

次々と銭湯で初体験を積み重ねていくことで、銭湯ドラマとして成立していた気がする

 

 

ところが、中盤にアシスタントの樋口日奈と一緒にサウナに行った回で

 

樋口日奈がパイパンだということに食いついてしまうと

 

再び樋口日奈と都会型のおしゃれなサウナに行ったときには

 

周囲の若い女性がみんなパイパンだということに衝撃を受けて

 

「私もそっちの世界に行く」と言い出して部屋でT字カミソリで自らもパイパンに

 

すると、次に銭湯に行ったときには、ともさかりえの目の前に光り輝くチリ毛が現れ

 

チリ毛といろいろと会話し出して、最後はチリ毛に「ありがとう」

 

最終回では、高田聖子がともさかりえのパイパンを非常識だと批判したり

 

何だかサウナドラマ、銭湯ドラマではなくパイパンドラマになったと勘違いしそうなほど

 

 

一方で、樋口日奈は、サウナの来るのはサウナあがりは感度がいいと彼氏が喜ぶからで

 

パイパンの理由をSEXが気持ちいいからというエロ目的だと語り

 

銭湯でも水風呂の中でSEXすることを想像して興奮

 

こんな風にエロキャラに仕立て上げるなら、それはそれでもっと生かしてあげてもよかった

 

 

そもそも、ともさかりえがサウナに行くようになったのは、漫画のアイデアに煮詰まって

 

体に毒素が溜まっていると言われたからだったのに

 

これだけサウナに行っても、結局最後まで漫画の筆が進むようになったわけでもなく

 

それどころか、後半は漫画家という設定を忘れるほどストーリーの端の方に追いやられていた

 

 

サウナパートのパイパンと並んで、サウナ以外のパートではやけに霊的なエピソードが多く

 

原作者がオカルト好きなのかと思わせる

 

毒素抜きにサウナという発想もそんな気配があったが、はっきり心霊現象が起きたり

 

なんとなく鬱屈した空気だというだけで除霊しないとと除霊方法をネット検索

 

サウナあがりに「普段日の当たらないところに太陽を」と真っ裸で太陽に向かって股を広げたり

 

ともさかりえではないが、塩サウナで邪気払いに塩を体に刷り込む女性もいた

 

 

そして気になったのは大島蓉子の行方

 

序盤から、ともさかりえが「サウナの主」として崇め奉っていた存在だったのに

 

いつの頃からか登場しなくなり、その立場が高田聖子に替わっていた

 

ともさかりえが刺激を求めて、大島蓉子の姿を見たくていつもの銭湯に行ったのに

 

いつまで待っても大島蓉子は姿を見せず寂しさを感じるという回があった

 

ところが、その後も大島蓉子が出演することはなく、周囲からもその理由は語られず

 

ドラマの中よりも、現実世界において大島蓉子に何かあったのか心配になってしまった