自由詩人!多聞のぐうたらブログ


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「 虹 の 人 」

遠い虹の影に浮かんだ
あの人の面影は七色に

私の想いは秋の雲模様
微かにぼやけ繋がって
あの虹を紡ぎ糸にして
いとしい人の元までも

逢いたいよ逢いたいよ
いまの私を抱きしめて

あの人の心に浮かんだ
そんな私をまもるから


かなわぬ思いは七色に
湧き出る涙を隠しては
時に流して混ぜ込んで
元気な笑顔を届けたい

逢いたいよ逢いたいよ
遠い貴方に逢いたいよ

私の想いに住みついた
そんな貴方を守りたい



松尾多聞



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私が高校生の頃、札幌から京都に修学旅行というのがまさに定番でした。
もちろん、私も行きました。開拓の地、北海道の学生が初めて見る京都は、感動と、驚きの連続でした。

狭く行き止まりの路地、言葉の微妙な異なり、悠久の歴史に支えられた古都のたたずまい・・・静かな気持ちになっていたことを思い出します。

中でも、禅寺で見学した、岩と白い小石だけで作られ石庭(いしにわ)には心を奪われてしまい、いつまでもそこにいたいような不思議な気持ちと、それほど広くはない中庭にもかかわらず宇宙にも広がっていくような広大さを感じたものです。
そこには静かに広がる空間がありました。
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人の心とは不思議なもので、感性によって広がりを持つことの出来る素晴らしいものです。また、茶道や書道を極めた達人の所作には隙がなく、そこには独自の「静」の空間
が生まれてくると聞きました。

私は、そこにも心の作用を感じるのです。
私の父は教員でした。私がまだ小さい時に転勤を命ぜられて、冬には除雪も入る事のない田舎に引っ越しました。

入学した小学校は全校生徒16人、一年生は私と文子ちゃんの二人だけでした。今は、スクールバス等の登校手段もありますが、なにせ冬には深い雪で道路というものがありません。私達は吹雪の中、毛布を被ってスクール馬橇(ばそり)で登校したのです。
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村を挙げて取り組む行事は山ほどありました。私達子供も作業にあたりました。

春の田植えから始まって屋根葺き、家畜の世話、山菜獲り、ヘビ退治に便所汲み、霜が降りると警鐘が響き、夜中に飛び起きて皆で古タイヤを燃やして稲を恐ろしい霜から守りました。

新聞も郵便で届きました。スキーを履いたおじさんが時々届けてくれるのですが、石狩平野に吹雪が訪れると一寸先も見えなくなり、おじさんは2~3日家に泊って酒を飲んで寝ていました。
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貧しく、苦労の多い村でしたが、運動会やもちつきがあると、全員が集まって大騒ぎで楽しみました。

少なくとも、歴史の中で自然に形成されたであろう私達の生活共同体は心が繋がっていました。
うち合わせがなくともテレトリーの中で役割が決まり、無意識に、そして忠実に行動をしていたのです。そこには集団が経験により作り上げた空間があったのです。
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時は移り、現代はマス(塊)からパーソナル(個々)の時代に変わってきました。

お父さんには多忙な仕事や、人間関係の空間があります。
お母さんにも、ご近所付き合いや親類、育児、仕事、、、たくさんの詰まった空間があることでしょう。
そして子供たちには学校や友達、塾、、、彼らにも独立した空間が存在しています。

社会の一番小さな塊は家族そのものです。いま、その家族がおのおの持つ空間の交わりが希薄になってきています。
久しぶりに近所の居酒屋にいってビックリしました。子供たちがたくさんいるのです。
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お父さんが、お母さんに買い物に付き合うと、「家でユックリさせてくれよ・・」


お母さんが子供を連れて映画を見ると「どうして私がドラエモンを見ているの?」
昔は楽しみだったことが、社会の速度が変化して生活基盤と心の変化から「がまん」が先行するようになったのです。

居酒屋は誰も我慢しません。
カリカリチーズやグラタン、ポテトフライ、子供達も大満足です。スーパー銭湯といわれる温泉を中心とした複合施設もしかり、誰も我慢せず家族が体験を共有できる妥協点なのかもしれません。

家族が心の空間を共有するには、どのようにしたらいいでしょうか。

もう私達が昔の生活の中で共有した体験を実現できないとすれば、心の繋がりをどのように構築できることでしょう。居酒屋や銭湯は楽しいのですが感動を運ぶほどの物ではありません。
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どうでしょう?子供たちに未来の投資として自分の好きなことを教えてみては。
競馬やパチンコでは困りますが、貴方が昔に体験して感動したことは山ほどあるはずです。
心の空間と空間の交わりは共感を生み出し、その上で交わされるコミュニケーションは感動として伝わることでしょう。感動は形となり、小さくとも文化として残ることでしょう。心の空間は、そこから限りなく広がっていくはずです。
古の文化が育んだ京都の町は、今でもたくさんのことを私に教えてくれます。
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東洋の思想では「空」はなにも無い状態ではなく、因果によって起こる相(状態)であると説きます。

インドで紀元前5~6世紀に発見され、アラビア人によってヨーロッパに伝わった「0」の概念も数字の「空位」だけにとどまらず、「1」の縁によって「10」に変化することが素晴らしい発見です。

哲学でもカントは空間を「主観的存在」と訴え、物理学ではアインシュタインが相対性理論の中で、空間は時間も含めたかかわりと広がりを説明します。

私はそこに、心がかかわって社会を歴史を左右しているように思います。
みなさん、家族と地域に素敵な心の空間を重ねてはいかがでしょう。



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冬の木立を抜けて

静かなときの中にだけ
見つけることができる
遥か未来のわたしの姿

明日を待っている人は
顔を上げ歩けはしない
遠くを見つめていよう

あの森の木立を駈けて
時間を切り裂いてゆく
いつか恋人と夢をみた
熱き空間を取りかえす

あの少年が望んでいた
そのままであるように

いつか再びたどりつく
人の心に愛をつたえる





詩作/松尾多聞


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