おひさま家族~りんくん一家10年 | マロンとあずき

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ワンニャンがそばにいればいつでも笑顔になれる犬バカ猫キチのご満悦♪の毎日と人間のパートナーになれる動物達を一匹でも不幸から救いたい。しかし2018年11月卵巣がんが判り今までの人生が変わってしまいました。明細胞腺癌2bの再発で放射線するも再々発

色素性乾皮症

 

 

 

 

 

色素性乾皮症(しきそせいかんぴしょう)

 

 

という病名は知らなくても、太陽光や紫外線が原因で症状が進行する難病があって

日中太陽の下では、帽子や防護カバーを被らないといけない。

症状は進行しそんなに長く生きられないことも。

そんな病気がある事は知っていた。

 

 

そんな難病を患うりん君を守る、その家族愛に思わず目から水が出た。

 

 

ある日太陽の下、父と母が見守る中、3兄弟が公園でボール遊びをしていた。

当然、りん君は頭からすっぽり防護カバーを被っている。

すると

それを見ていた子供たちのグループから

「ハチ駆除や」 という声が数回笑い声と共に聞こえてきた。

 

 

子供たちの冷やかしに母親が悔し涙を流す。

「今どき失礼だよ、笑っていたよねりん君見て」

 

 

父親は穏やかな笑顔でそれをなだめる。

「そんなことないよ」

「でもしょうがないよ、人はいろいろだから」

「あれが本当の反応」

「麟太郎を初めて見る人はそうだ、皆大人でもビックリする」

「それに負けちゃダメだ」

「本人が傷ついたらちょっと一言言いたいな、という気持ちになるけど」

 

 

すると3才年上の兄龍太郎君が、子供たちのグループに出かけて行って声をかけたのだ。

そして何食わぬ顔で黙って帰ってくる。

父が問う

兄は言葉少なに答える

 

父=何か反応あった? 彼らは

兄=あ~見てた?、あんまりなかった

母=お兄ちゃん何て言ったの?

兄=さあ、何でしょう

父=でもありがとうね

 

 

 

お兄ちゃんのこの行動に、涙が出てしまった。

やはり何か心に引っかかって、黙っていられなかったのだろう。

大事な弟がこんなに必死に生きている弟が、冷やかしを受け笑いの種となったのだ。

それを黙っていられず、何かを訴えに、相手の元へ行った。

その愛、兄弟愛

 

 

泣けて来るやんけ

泣かずにおらりょうか

 

 

 

ついでにもし私だったら、りん君と一緒に子供たちのところへ行って

りん君を紹介して、なぜこんなものを被っているのか、こんな病気があるんだよって、病気と闘ってるんだよって、みんなも応援してねって。仲良くしてねって。

言ってやりたい。

 

 

世の中にはいろんな人がいます。

健康な人には判らないけれど、貧血が酷くてやっと歩いてる人

例えば私やんケ、これは外見では病気だなんて全くわからない

こんな人は優しくしてもらえない。これは関係なかった。

 

 

例えば、小児まひで普通にまっすぐ歩けない人なんか

子供が見たら正直だから、指さしたりして保護者さん慌てたりします。

 

 

そんな事にならないように、

全国の小学校の普通学級に、障害のあるお子さんを受け入れて欲しい。

健常児と障害を持つ児童が一緒に生活する。

これこそ多様性ですね。

今の教育は障害者を排除した、健常者だけで作る社会の基礎。

今の世の中はあたかも障害児、障害者は存在しないような社会。

 

 

障害を持つ方が隠れて生きなければならない社会はおかしい

障害者よ、どんどん街に出よう。

そして日本人誰もが、困っている人にさっと手を差し伸べる社会であってほしい。