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Tamesuke-Goto Maker的Blog

地域ISP管理者だけれど、ここ3年ほどMakerなJobが増えたのでまとめてみたいと思います 旧ハンドル Ringoro

 
前回ピエゾピックアップの入力が弱かったので、増幅回路にバイパスコンデンサーを入れてゲインを上げて作り直しました。
 
 
 
回路図はこんな感じ
 
 
 
ピックアップはベルに密着しないといけません。ベルのカーブに合わせて造形粘土で挟み、アダプタみたなものにします。結構良い感じです。
 
 
 
テナーで高いC音を強めに吹いたの時の波形です 1V p-p くらいでしょうか。検出レベルはATTiny側でソフト的に調整できそうです。
 
 

 
 
 
音声入力でLチカの続きです
 
テナーに装着したのですがピックアップ形状がギター向きなのでうまく挟まらないです。ピックアップが大きい分ベルにくっつかないという状況。うまく振動が伝わりませんでした。
 
 

 

 

普通にピックアップを叩いた時の波形です。FETのバッファだけで結構なレベルの信号が出ていますね。。2.5Vも振れてますが、楽器の振動を取るとなるともっとレベルは下がってしまう様です。

 

 

 

 

次に試したピックアップ サイズは小さいですがベルには挟みやすいです。

 

 

 

これで次はATTiny13のLED基板に組み合わせたものを試作しました。

 

残念ながらこれでもベルからの振動はうまく拾ってくれません。。。

 

 

 

再度作り直し FETのバッファの次段にトランジスタで一段増幅を追加しました。

 

 

 

手書き回路:

 

 
見ての通りトランジスタエミッタ側のデカップリングコンデンサは省いてあります。これで大凡10倍程度のゲインが得られるはずです。
 
とりあえずLチカできました。。。感度はまだ弱い様です。もう少し調整が必要な様です。
 
 

 

バンドメンバーのトランペットの方から、音に反応してLED点滅する様な装置はできないかと相談を受けました。
前々から音に反応する機械は何か作ってみたいと思っていたので今回実験してみます。

以前ピエゾ素子を用いたピックアップを作った事があるのでそれと同じ様にできるのでは考えましたが、管楽器に装着するにはクリップ付のピックアップが良いでしょうね。

色々な種類があるので良く分からないのですが、とりあえずamazonで一番安価と見られるピックアップを購入して試す事にします。
 
 

ピエゾ素子の出力電圧が結構大きい事は以前確認していたので、今回もインピーダンス変換だけでいけるのではないかと判断しました。
今回試験した回路図は以下になります。

最初R1は付けて無かったのですがノイズを拾う様でどうも不安定でした。電源から中点バイアスにしたら安定した様です。



テストスケッチは以下

アナログ電圧は音声入力で中点2.5Vから上下に振れると考えて電圧の変動を検出する様にしてみました。
変動値は delta です。 10 ですとおおよそ50mV程度の変動が検出できる計算です。
 
 /*
 * Alalog Input 
 * 
 *  and Blink LED  
 * 
 */

#define led 9

void setup()
{
  Serial.begin(9600);
  pinMode(led, OUTPUT);
  digitalWrite(led, LOW);
}

#define delta 10

void loop()
{
  int v0,v1,d;
  v0 = analogRead(A3);
//  delay(1);
  v1 = analogRead(A3);


  d=abs(v1-v0);
  if(d > delta){
    Serial.println(d);
    digitalWrite(led, true);
    delay(100);
    }
   digitalWrite(led, false);
}

こんな感じで反応しています。実際に管楽器に装着してどうなるかはまた実験して行きます。