●皆さんのブログを読んだ感想
最近、似たようなジャンルのブログを良く読みます。
「迷惑メール対策」や「詐欺に騙されないために~」などと言うタイトルの投稿を良く読みます。
昨日も、随分と長い時間読んでいたので結構興味深かったのだと思いますが、やっぱり、しばらく読んでどのブログも飽きました。
毎回、同じような内容で書いている人が多いです。
中には、かなり結構専門的な内容で書いているブロガーさんも多いです。
ただ、「毎回同じ事を書いている」のは自分も同じ。
人間、主義主張はとてもシンプルで解り易いものです。
「セキュリティー」なんて言葉を使ってはいますが、自分の場合「詐欺メールには注意しろ!」しか言ってません。
だから、他のブロガーさんに変な対抗心を持ったり競争する積もりもりません。
●「犯人を懲らしめる?」
ただ、セキュリティー関連のブロガーさんに共通して物凄く気になる事があります。
それは、ほとんどのブロガーさんの持っている「正義感」です。
「正義感」はとても大切なものです。
しかし、その正義感にうっかりしていると将来足を引っ張られる可能性が高いのです。
「詐欺犯に制裁を与える」などと言う事は残念ながら出来ません。
もちろん、自分だって「出来れば制裁を下してやりたい!」とは思います。
「メールのヘッダー」を解析しても、「なりすましである」と言う事や「発信者の本当のメアド」、「発信IPアドレス」は分かりますが、これで犯人逮捕は難しいのです。
その上、仮に逮捕したとしても「犯罪の立証」はとても難しいのです。
犯人は「オレオレ詐欺」と同じ様にグループで役割を分担していますから、「スパマーが金を騙し取った」とはなりません。
「詐欺犯の」グルーブ全体を捕まえなければ、公判の維持さえも出来ません。
とても歯がゆい気持ちで、「何とかして仕返しをしたい」と思うのは普通ですが、残念ながらどんな制裁も不可能です。
●私たちの出来る事
だから、メールの差出人のIPアドレスが分かったとしても、「このメールはこれこれの地域から出されたもの」とは分かりますが、犯人の特定はなかなか出来ません。
①メール受信拒否
(Yahooメールの「ブラックリスト受信拒否設定画面」)
「ブラックリスト」による「メール受信拒否」は普通のメールには効果がありますが、悪質なスパムには全く手も足も出ません。
悪質なスパマーは、毎回メアドを変えてメールを送り付けるので、全く効果は期待できません。
②フィルターによる振り分け
(フィルターの設定画面)
自分で作るフィルターによる振り分けはとても面白いです。
使用者のアイデアでキーワードを考えてメールを自動的に振り分けます。
面白いように「スパム」を「ゴミ箱」に直接放り込んだリが出来ます。
ただ、初めて届いたスパムには効果は薄いです。
また、ゴミ箱に放り込んでも一件ずつ中身を確認しなければなりません。
どうしても、大切なメールが紛れ込む可能性は少なからずあります。
③メールクライアントやドメイン
最近、富に感じるようになったのですが、使用するメールクライアントによっても随分とスパム対策の効果が違います。
比較的評判の良いのがMozillaのThunderbird。
Yahooメールのスパムが、Webサイトからだと届き、Thunderbirdには届かないなどと言う現象は日常茶飯事。
これには、メールクライアントだけの問題で無く「受信方式」の違いなどもあるので単純に「Thunderbirdは優秀」と決めつけられませんが、困っている方はお試しを。
(スパムに強いGmail)
また、一般的に「Gmailはスパムに強い」と言われています。
組織としての力の入れ方が違うのでしょう。
④サブアドレス
他のメールについては良く知らないのですが、Yahooメールなどではメインのメアドの外に「サブアドレス」が複数使えます。
「懸賞応募用」などいつ捨てても良いアドレスとして使えます。
Amazonなどでは「ギフト券」で釣ってメアドを集めて売って儲けている「かの国の業者」も居ます。
Web上では「プレゼント」と称して様々な懸賞を募集していますが、集めたメールをダークサイトで売うっ払っている悪徳業者もいます。
こちらも、「防御策」が必要です。
アンチウイルスは役に立たない事も多いですが、何かの時に「アラート」を出して助けてくれる事もあります。
「有料版」でなくとも「無料版」でも良いのでインストールして置きましょう。
定義ファイルは常に「最新」にして置きましょう。
皆さんも、くれぐれもご注意下さい!
⑤スパムを消す
後は、自分の目で確認しながら迷惑メールを1つ1つ手動で消すだけです。
設定によっては一定期間で自動的に消すことも出来ますが、何かの拍子にウィルス入れの添付ファイルを開けてしまうと言う可能性も無いとは言えません。
ゆっくり、確実に消して置きましょう。