言えることは癒えること | 自己治癒力向上大作戦

自己治癒力向上大作戦

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このつながりこそがwellness~Happiness~LOVE


ここ数日
ネット上にはレイプ被害の再捜査を訴える
詩織さんがたびたび取り上げられています

レイプ神話からの脱却という
大きな目標も
彼女の告発の意図に含まれていて
頭が下がります


けれども一方で
彼女の振る舞い
(お酒を飲んだこと
一対一で会ったこと
服装
顔立ちなど)が
事件を誘発したかのような
そして
あたかもそうでなければ
(昼間、酒ぬき
友人同伴
リクルートスーツのような出で立ち
見栄えのしない顔立ちであれば)
この事件が防げたかのように
予防索を論じる人もいます


生きていると
いろんなことがあります

楽しく心地よく幸せなことばかりでは
ありません


けが、事故、事件、災害、病気…
カラダやココロにダメージを負うことが
あります


誰も痛い思いはしたくはありません

予防できるものならしたいと
誰もが思います

被害を最小限にしたいと思うでしょう


なので
交通事故に遇わないように交通ルールを守り
溺れないように泳ぎを覚えたりライフジャケットを着けたり
転ばないよう足元に気をつけ
治安の悪い国では警戒し
災害時のための持ち出し袋を用意し
火事を防ぐため火の始末や
泥棒に入られないよう施錠もします
病気にならないよう食事に気をつけることもできます

立派なことで
そうする価値はあります

でも、
どれも「起きない」ことを
保証はしません

予防は
あくまでも一定の効果があるだけで
完璧ではないのです

知らないより知っておく価値はある
実践しないより実践する価値はある

そういうものです


小さい頃に転んでけがをしたとき
「まったくもう、不注意なんだから」
そう言われたことがある人は
少なくありません

どんな気分だったか思い出してみてください

そんな小さなことの積み重ねで
なにかが起きたとき
「ケアして欲しい」
「助けて欲しい」
というひとことをためらうようになるのです



「わたしに落ち度があったから」



違います

あなたは人の力を借りていい

だれかに力になってもらうことで
回復できるのなら
声をあげていいのです

転んで擦りむいた膝に
絆創膏を貼ってくださいというように
あったことを話しいいのです


たとえ落ち度があっても
です


予防は
被害にあった人の
口をつぐませるようなものであっては
なりません


イヤと言いなさい
逃げるんですよ
相談しなさい

では
イヤと言えなかった
逃げられなかった
すぐに相談できなかった人には
意味をなしません

イヤと言っていい
逃げてもいい
どちらもできなかったら
力になってくれる人が現れるまで
諦めずに話そう


力になってくれる人が現れるまで諦めずに話そう


これが加害者を野放しにしないための
そして
次の被害者を出さないための
最後の砦です


イジメも
ハラスメントも
DVも
性暴力も
誰かを支配したい、ダメージを与えたい
そういう目的を持つ人がいる限り
どんな予防も完璧ではあり得ません



あなたは
誰かの力を借りて
本来の輝きを取り戻す価値のある人です


口をつぐみたくなったのなら
つぐんだ過去があるのなら
その理由「わたしも悪かった」は
ゴミ箱に捨てて
誰かに話しましょう


世の中で今も醸される
被害者の口を閉ざそうとする空気など
読まなくて結構です


「その手には乗らないよ」
声を上げましょう



わたしはものを言ってもいい存在である


すべての人が
ココロからそう思える世界でありますように





ひろの拝