私を受け入れて生きる | 右岸だより

右岸だより

 歳を取り、ヒマになりなり、昔やりたかったことを手掛けようと思っていますが、思うようにできません。そんな中で出来ることを探したり、出来るように工夫したりしてもがいている毎日を綴ってみたいと思っています。

私を受け入れて生きる 末盛千枝子 新潮社

 深夜ラジオで知り、借り出した。すごい女性だ。貧乏彫刻家の家に生まれ、超繁忙の夫と結婚する。子供に障害があり、子育ても大変だった。現実と立ち向かいながら生き抜き、自らは絵本に係わり、世界を飛び回る活躍をする。スーパーレディでとても手本にはならない。

 彼女のエネルギーの源泉は何であろうか考えた。結局人間関係だと思う。彼女は人の気持ちを鋭く見抜く。その中に願い、期待を理解し、自らの提供できるものをきちっと提供している。この積み重ねが信頼なのだろう。これが仕事、資金、そしてチャンスをもたらす。この繰り返しなのだろう。