番外編と聞き、読み読み始めたのですが、思ったより長く続いたので、完結まで待ってました。
 
番外編運命の人

ちょっとネタバレます。
 
黒沼爽子の”ライバル”胡桃沢梅の物語。
 
爽子と同じ大学に入学して、爽子の部屋に入り浸るようになったくるみちゃんは、時々かかってくる爽子の彼で、かつて片思いしていた風早翔太に軽く意地悪しつつ、楽しい大学生活を送っている。
そして、たまに爽子の事を”わたしの運命の人”じゃないかと思う。
 
ある日くるみと爽子は大学で合コンに誘われ、くるみはそろそろ次の人が欲しいと、風早君がいるからと渋る爽子を無理やり連れて合コンに参加する。
くるみとしては爽子をちょっと困らせたいと思っただけなのだけれど、爽子は風早くんに事情を話し、くるみにいい人が見つかると良いねと笑顔を見せる。
いざ合コンに参加すると、爽子はキモ男(のちに白装束の男と名付けられる)にロックオンされて、くるみも爽子も困っていると、爽子の従兄のえーじお兄ちゃんが庇って二人を連れ出してくれる。
 
えーじお兄ちゃんは爽子に危ういと諭し、彼氏がいるのにと説教するが、くるみは必死に爽子を庇う。
一旦話が落ち着いたところで、爽子がえーじお兄ちゃんに「胡桃沢梅ちゃんです。親友なの。」と頬を染めて紹介する。
えーじお兄ちゃんはくるみを梅と呼び、「はずれ合コンで残念だったな。」と言い、今度男を紹介してやると言い残し去って行く。
 
ある日くるみの所に爽子からえーじお兄ちゃんと食事するから来ないかと誘いが来て、コンビニで買い物していると合コンにいたキモ男が爽子の家を教えろと言ってきた。
そこにやって来たえーじお兄ちゃんがくるみにケーキを渡し、キモ男を確保してどこかに連れて行った。
戻ってきたえーじお兄ちゃんは、くるみに何かあった時の為にと連絡先交換をして、梅呼びしたい爽子は、えーじお兄ちゃんの真似をしてみるが、即却下される。
えーじお兄ちゃんが梅呼びしても却下されないのは、彼が却下するほどに梅呼びするとの認識らしい(以下くるみちゃん改め梅で)。
 
帰り道、梅は自分の事を悪く言いまくり、爽子にどこまで許してくれるか、いつも試してしまうと言ってしまう。
えーじお兄ちゃんは付き合うか?と話すが、梅はパニックになってふってしまう。
爽子はひそかに後押ししたいのだが、素直じゃない梅は気持ちが傾きつつも受け入れられない。。。
 
面白かったです。
 
君に届けのヒール役の胡桃沢梅ですが、可愛いゆえに相当こじらせていて、本編最後の方ではちゃんとにみんなに謝ったりしたので、彼女のお話の番外編と知り、ちょっと面白そうだと思いました。
 
しかし爽子に完全に依存してますね~。
 
爽子も梅を甘えさせているので、人を信用できない彼女にとってはオアシスの様な場所なんだろうな~と思います。
 
えーじお兄ちゃんはそんな梅の本質を見抜き、じっくり優しく守りながら、梅が向き合ってくれるまで待つつもりなんだろうな~と思いますが、肝心の梅がホントに素直じゃなくて。。。
 
爽子が風早君に会いに行っていない時、キモ男がターゲットを爽子から梅に変えて迫ってきた時、いつもえーじお兄ちゃんが守ってくれて、段々惹かれていく梅だが、こじらせ梅が顔を出して上手い事いかないじれったさ。
 
でも、爽子がちゃんとフォローしたり、背中を押したり頑張るんです。
 
本当は可愛い女子なのにと、番外編を読んで、アンチ梅の方は認識を変えて欲しいです。
 
最後に何篇かおまけ漫画があって、その中に「俺物語‼」とのコラボの猛男くんが懐かしかったです。