神と呼ばれた吸血鬼

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ちょっと前に読んだんですが、UPするタイミングがなかなかなくて今日になってしまった作品苦笑

 

ざっくりとネタバレしているのでお気を付けなさいませませうさ・ペコ


 

神と呼ばれた吸血鬼
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この地は神と妖怪と人がとても近い距離にいる。

遠い異国より、日本に移り住んで百数年。

この地で土地神になった吸血鬼ヴラドは、神として人間や妖怪の様々な願いを叶えていた。

棺桶で休み、朝の弱い吸血鬼のヴラドだが、人々や妖怪、果ては神に至るまで、悲しみに寄り添う心優しき土地神なのであった。

神社の前の土地神月形(つきがた)を慕い、彼の死後出て行った吽月(うんづき)とは違い、神社を守る為残った狛犬阿月(あづき)は、神社が壊される度にヴラドに反抗するがどうやら彼が好き

な模様。

 

妖怪に殺された女を助けられなかった事を悔やみ、その子供を命に代えても守ろうとしたり、雪女に体を乗っ取らせ、その子供に会わせようとしたり、家出した阿月を夜中探したり、人々を殺し土地を荒廃させて鏡に封印された神ヒカワに、彼が封印された鏡にとり込まれた妹の土地神曽根峯(そねみね)と三神夜日古(やひこ)を救い出したりしているうちに、なかなかの人気者になっているようです。

 

 

ここに出てくる土地神達は、鬼と呼ばれる容姿を気にして包帯を巻いたり、男嫌いの女狐だったり、女好きの為に体と記憶を妖怪に乗っ取られたり、随分と人間臭い。

 

 

わたくしどうもこの手の話が好きなようで、気付けば似たようなマンガが何冊かあります。

 

 

大元は子供の時に読んだ小泉八雲や小川未明のお話でしょうが、怖かったものは記憶の中から強制排除されているようで、うっすらと覚えているだけです。

 

 

大人になって読んだ「夏目友人帳」にハマり、設定が違えど哀しいのに心が温かくなるお話が大好物で、これもその類に入ります。