朝のリレ- | 光と影のあいだで

光と影のあいだで

Make a change ぐるぐるな思考・・・・それでも

一歩でも、人間として成長できるよう、日々発見を綴っていきます




朝・・・我が家のバルコニ-から・・




朝のリレ-・・・・・





カムチャッカの若者が

きりんの夢を見ているとき

メキシコの娘は

朝もやの中でバスを待っている

ニュ-ヨ-クの少女が

微笑みながら寝返りをうつとき

ロ-マの少年は

柱頭を染める朝陽にウインクする

この地球では

いつもどこかで朝がはじまっている



ぼくらは朝をリレ-するのだ

経度から経度へ

そしていわば交替で地球を守る



寝る前のひととき耳をすますと

どこか遠くで目覚まし時計のベルが鳴っている

それはあなたの送った朝を

誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ





谷川俊太郎



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朝起きて、春休みの宿題のやまの中から、

朝ごはんを食べるために、整理していて出てきたプリント


新年度の予定が書かれていたので、思わず手にとると、

この詩が紹介されていた


中学の終業式の日に配られたであろうプリント

これから、さらに青春の闇をさまよい歩いていく生徒たちにむけた、詩として


以下、プリントより抜粋


詩というものは、おいしい水のようなみずみずしさで、心を潤うしてくれます

詩というものは、読む場所や時によって色が変わる

心の中で絵を描くように、辛さや寂しさに、やさしい色を添えてくれるはず


詩を通して何かを感じる自分の心の中に、

「想像力」というたくましいエネルギ-があることも気づかせてくれる

たくさん傷ついても、人はまた立ち上がれるのだ。。と




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妙齢のワタシが、朝、これを見つけて・・・・・おいしい水を飲んだように

みずみずしい気持ちになる




朝をリレ-する

地球を交替で守る・・・・・・(個人的に,、非常にMichaelを感じる。。。詩だ)





守れることを、何かひとつでもしよう・・・と誓う

朝を迎えた、今日という日に





PS:恐らく、座敷童、「この詩」に何も感じていないと思われる

  振り返れば、過去、自分もそうだった

  年齢を重ねるのも、わるくない


  顔はしわしわでも、こころはみずみずしくなっていく気がしている