「オウム真理教事件を風化させるな!」という文言を年が明けてからyoutubeなどで度々見かけるようになった。

 地下鉄サリン事件を始めとするオウム真理教が起こした事件が明るみになってから今年で25年になる。実際はそれ以前から凶悪犯罪を教団は犯しており今年が節目とする見方はどうなのか?とも思うが、
〝事件を風化させない〞という考えには私(筆者)は基本的に賛成である。


         事件を風化させるな!

 それならばまず最初にしっかり検証すべきである。何を?

 それは


※オウム真理教が坂本弁護士一家殺害事件を犯した後、疑惑追及をすることなく数々の生放送のテレビ番組のゲストとして、教祖 麻原や教団上層幹部共を出演させ教団の知名度を飛躍的に高めた事実


※疑惑追及がされなくなったのはいつか?なぜか?


※それにより教団はどれ程の利益を得たのか?

などを中心とした

〝マスコミの報道姿勢〞

こそ検証の対象にすべきである。

以前書いた記事


でも述べたが、オウム真理教に関する報道で


※教団(他者)を批判する番組は数100本

※かつては教団をもてはやしていたテレビ局(自分達)を検証・反省する番組はゼロ0本


である訳だから検証の余地は無限に近い。
〝 25年間全くやっていなかった 〞これらのことは、是非ともこの〝 節目 〞を機会にしっかりとするべきである。


 これらをしっかりと検証せずうやむやにすれば当然事件の風化は進み、同じ間違いをマスコミが繰り返すことになるに違いない。


 即ち〝金になるなら何でもあり〞という報道姿勢である限り 実は反社会的勢力である者共をテレビでもてはやし、事件が明るみになった後から急いで批判報道に切り替えて〝知らんふりを決め込む〞卑怯な報道姿勢を再び私達は見ることになる。


 
 それは是非とも
  防がなければならない!

《検証材料》1991年 テレビが広めたオウム真理教