議員定数削減の約束はどうなった? | たまき雄一郎ブログ

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安倍総理が解散を決定しました。


なぜ、この時期に700億円もの税金を使って選挙をするのか。全く大義のない解散と言わざるを得ません。


ただ、私が解散と聞いて一番最初に思い出したのは、2年前、安倍総理と野田総理が党首討論の中で交わした議員定数削減の約束です。


この2年間、巨大与党として、やろうと思えばどんな法案だって通せたはずです。それなのに安倍総理は、定数削減が進まないのは、まるで野党に責任があるかのような発言を繰り返し、結局、削減には全く手をつけず再び解散に踏み切るわけです。


最大の公約違反です。


ちなみに、民主党および維新の党は、すでに議員定数削減の法案を国会に提出しています。



また、安倍総理は、今回の選挙の争点が、消費税増税を先送りすることだと言っていますが、それは違います。


減税を国民に問いかけているように見えますが、大いなる誤解です。


安倍総理は、いわゆる「景気条項」を法律から削除すると言っており、2017年4月には、景気の如何にかかわらず確実に増税をすることを宣言しているのです。


しかも、議員定数削減については何も語っていません。


つまり、今回の解散・総選挙を通じて安倍総理が国民に問いかけているのは、


「議員定数削減せずに、“確実に”増税しますが、いいですか。」


という問いなのです。


野田総理は定数削減を前提に増税を国民に求めました。それに対して、安倍総理は、定数削減しないで増税することを国民に求めているのです。


皆さん、この問いかけにYESと答えていいのでしょうか?


この選挙で与党が過半数を占めれば、国民から信任を得たと言って、身を切る改革など全く行うことなく国民に負担だけを押し付けることをしてくるでしょう。


こうした理不尽を認めないためにも、今回は、われわれに力を貸してください。


全力で戦い抜きたいと思います。