昨日、今後5年間、政府が取り組むべき農政の基本方針を定めた「食料、農業、農村基本計画」が閣議決定されました。
その詳細は、農林水産省のホームページに出ているのでご覧いただきたいと思いますが、今回、私が強調したいのは、この基本計画の策定に至るプロセスです。
当初、農林水産省から提示された原案に対して、農林水産委員会に所属の与党議員、特に、昨年当選した新人議員が中心となって、大幅な修正を加えました。
前政権では、省庁の審議会の答申案などが、与党議員によってこれほど修正されたことはありませんでした。
しかし、この基本計画の策定作業は前政権の下で始まり、途中で政権交代が行われたわけですから、新しい基本計画を、新政権の農政に合致したものに修正する必要がありました。
議員政策研究会に設けた基本計画小委員会で、何度も何度も議論を積み重ね、また、政府側ともやり取りを重ねた結果、昨日、ようやく閣議決定に至りました。
審議会の先生方には戸惑いがあったと思いますが、この「基本計画」にこそ、新政権の農業に対する思いが込められています。新しい「農政の憲法」だと思っています。
そして、この「基本計画」を策定する過程で、政務三役を含む政府側と、与党議員との建設的な信頼関係が生まれてきたと感じています。
現政権に対して様々な批判をいただいておりますが、政治主導で政策が実現しつつある点にも、是非、目を向けていただければと思っています。
以下の写真は、修正が入った文案の一部です。修正で、真っ赤になっていることがお分かりいただけると思います。
基本計画本文↓
http://www.maff.go.jp/j/keikaku/k_aratana/pdf/kihon_keikaku_22.pdf