今日、初めて、ハンセン病の療養施設である大島青松園を訪れました。
県選出の国会議員である小川さん、植松さん、そして地方議員の皆さんとともに、船に乗って瀬戸内海に浮かぶ大島に渡りました。
現地では、森自治会長や山本前会長、そして、盲人会の磯野会長をはじめとした園の関係者の皆様に、丁寧なご説明と島内案内をしていただきました。
明るい口調で説明をいただきましたが、皆さんがこれまでに受けてこられた言われのない偏見や差別、また、家族との別離には、筆舌に尽くしがたい悲しみがあったはずです。
強制的な中絶によって命を絶たれた胎児の鎮魂碑の前では、思わず言葉を失いました。
高齢化の進展に伴い入所者数が減少している中、園の将来像をどう描いていくのか。これが大きな課題です。
大島青松園には、全国にある他の療養所とは異なり、離島ゆえの制約もあります。
国だけでなく、地方自治体も巻き込んで、皆で知恵を絞っていく必要があると思います。
また、その前提として、今、制定が検討されている「ハンセン病問題基本法」の中に、国家の責任とその責任に基づく義務を明確に書き込むべきだと思います。
国家が生み出した悲しみは、国家の責任で償っていくのが基本だと、私は考えています。
ここにもまた、政治の力が必要です。
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