後期高齢者医療制度の保険料の天引きが、昨日15日から始まった。
お年寄りの不満が広がっているが、与党自民党からも批判が出ているらしい。
「私は、もともと賛成じゃなかった。」とか。
「郵政選挙の直後の法案採決だったから、小泉チルドレンの皆さんは勉強できていなかったんじゃないですか。」とか。
「厚生省はきちんと対応していない。」とか。
ちょっと待って欲しい。
2年前の強行採決に賛成したのは、自民党、公明党の与党議員の皆さんではないのか?
委員会での強行採決に手をあげたのは一体誰なのか?
政権をとっている与党議員の皆さんではないのか。
今回の後期高齢者医療制度は、曲がりなりにも、民主的手続きを満たして成立した法案だ。
批判をするなら、国会審議のときにすべきではないのか。
与党議員であれば、政府提出の法案を修正するなり、然るべき対応がとれたのではないか。
今になって反対と言っていることは、賛成したときには、中身が分かっていなかったということを白状しているようなものではないか。
厚生省など役人に責任転嫁をしている政治家は、恥ずかしくないのか。
情けない・・・。
以前にも書いたが、何でも反対の野党と、そして、何でも賛成の与党では、国民のための政治はできないと思っている。
結局、官僚が出してくる政策や法案に関して、国会がチェック機能を果たせていないことは、今回の件からも明らかになった。
政策や法案の中身を理解し、きちんとちた審議ができないような議員は、最早、必要ない。
国会機能の回復が、喫緊の課題である。
このままでは、国民の生活を守れない。
国会議員の総入れ替えが必要だ。
もう、変えないかん!