前々回からの続きです、読んでない方はそちらから~
そうやって、警察署で威圧されながら「冤罪」について考えていたのであるが、時間軸を少し前に戻そう。
被害届を書き、長々と待たされていた時、一人の20代とおぼしき警察官が一緒に待ってくれていて、話をすることが出来た。
その警察官は、素朴でやさしい雰囲気で、警察の仕事は大変か?と聞くと、
「きついっすね~、1度出勤したら24時間帰れないんですよ~、通報もめちゃくちゃ多いし」と言う。
「そろそろ異動について考えている」とのこと。

そこで、昔聞いたこんな話を彼に聞かせた。
沖縄本島よりずっと南にある小さな島でのこと、観光客が「自転車の前かごに置いてあった財布を取られた!」と駐在所に駆け込んできた。
駐在さんは、この島に泥棒はいないんだけどな・・・と首をひねった。
ふと頭上を舞うカラスに目が留まり、試しに食べ物を置いてみた。するとカラスが急降下して食べ物をくわえると飛んでいってしまった。
慌てて後を追いかけると、カラスの巣があり、そこには無事に財布もあって、犯人は島の人ではなくカラスだった・・・というお話。
その若い警察官は、この話を目を輝かせて聞き、「マジっすか~?島の警察官になろうかな~」
「島民とも仲良くなれそうだし、街中で空き巣とか泥酔した酔っ払いを相手にしているよりは、全然楽しそうですね~!」
絶対に楽しいと思うな~
島の子どもたちに交通安全指導をしたり、巡回しながら、じいちゃんばあちゃんの話を聞いてあげたり・・・そして離任する時には港まで見送りにきて、「ありがとう~!」とか手を振られたり・・・
いい光景しか浮かばない。
警察は、犯罪を未然に防ぐ役目があるため、ある程度疑って市民を見るのは仕方ないと思う。
しかし、今回のことはやり過ぎだろう。
威圧して被害届を受理しないことを無理やり了承させるとかさ、力でねじ伏せて思い通りに押し通すって、安倍さんかよ!と言いたい。
権力は正しく使おう。
その使い方を、市民は見つめているということを忘れないでほしい。
島のおまわりさんになりたいと希望していた若い警察官が、ベテランになっても、今のままの純粋な気持ちを持ち続けることを祈っている。
帰る時、出口まで見送ってくれて、息子には「20歳になったら連絡してな!飲みにいこうな!絶対に連絡してこいよ!県警本部に聞いたら、どこにいるかわかるから」といいながら、名前を教えてくれた。
こんな心の温かい警察官もいるのに、この組織ってなんだかなあ・・・と複雑な思いを抱えて家路についたのであった。






















