確か前回は6年前の2013年…、当時はこんな記事も書いていました。体育の日と重なり、三連休の恩恵(?)にも預って、おそらく1日2日目は鉄道の日がらみのイベントラッシュだろうなと。また秋の18きっぷも出たはずなので、JRの普通列車で出かける人も多かろうと思っていました。ところが間際になり、大型台風19号が接近、東海から関東にかけて直撃かもという予想が出、連休らしいムードはどこかに吹き飛んでしまいました。
各新幹線は計画運休の予定を公表し、台風の近づく12日の午後には首都圏のJR・私鉄は一部の路線をのぞき、運転とりやめ。連休を目の前にキャンセルや予定変更を余儀なくされたかたもいらっしゃったたでしょう。イベントなどは前もって中止や延期が発表されました。前者には12、13日と日比谷公園で行われる予定の鉄道フェスティバルも含まれておりました。
かつてこのイベントにはよく行っていましたが、ここ10年あまりはご無沙汰で。その間やはり台風の影響で中止になったことがあったように思います。ただ、両日ともというのは記憶にはなく…。ツイッターなどでは残念がる声があがっていました。
翌13日には天候は回復しましたが、つぎつぎに明らかになる台風の爪あと。それは広域にわたり、たいへん深刻で…(--;。千曲川の氾濫で北陸新幹線の車両基地が浸水してしまったり、上田電鉄の鉄橋が落ちてしまったりと、鉄道にも被害が出てしまいました。

北陸新幹線初の危機。全編成の3分の1が浸水し、運行に支障が出てしまった。
一時は復旧に時間がかかるかと思われた北陸新幹線ですが、25日には全線運転再開する見込みとのこと。ただし通常ダイヤの8割程度の運転だそうです。浸水した車両を直したわけでなく、残りの編成でなんとかやりくりするらしいです。ちらっと読みかじったのですが、新造中の上越新幹線用のE7系を都合するような話も…。よって上越新幹線にE7がそろうのは遅れそうですけれど、E4系の使用期間が(おそらく)延びるので、ファンからしたら悪い話しではないと思います。
しかしこれがE4系の置き換えあとだったら…、すみやかなカバーは難しかったでしょう。国鉄時代に大阪の鳥飼で行われたという、新幹線車両高架避難のエピソードのように非常時を考えてしっかり備えてほしいと思います。
心配なのはJRのローカル線やローカル私鉄ですね。北はJR八戸線や三陸鉄道にまで被害は及んでいます。三鉄では今春復旧したばかりのもとJR山田線の区間も含まれている模様…。検索で見つけたニュース映像で、被害ヶ所にたたずみ「本当に水は怖い」と話す社長さんの姿が胸にズシンと来ました。なんていう試練…、こういった路線はJRの新幹線などと比べると、『体力』が弱いですから……。

古参の車両も残る箱根登山鉄道。スイッチバックを繰り返し、隘路を往くのが楽しいが。

箱根湯本駅にて。こんな風に強羅ゆきを示す電車が帰ってくるのはいつになるのか?
それから、天下の険を走る箱根登山鉄道も…、土砂崩れでレールが埋まったり、道床や橋脚が流されたりと大きな被害が出ています。ご存知のように山あいの狭い場所が多いので、重機が入らず、復旧には相当な時間を要するとも。よって当面はモハ1形を始めとした新旧の電車たちが走るところも、それに乗って季節の車窓を楽しむこともできません。大変残念ですが…。ただ、代替バスは走っていて、強羅方面に行くことはできるみたいです。
祝日にあたったものの、うれしい気持ちになれなかった今年の鉄道の日。ただでさえ近年は自然災害に見舞われ、長いあいだの運休を強いられるところが多いのに…。なにとぞ来年は平穏に迎えられますよう、そしてこういった路線も復活し、沿線の人たちに笑顔がもどることを強く祈っております。
★写真…1枚目 2019.8 2、3枚目 2018.2