ジャムコントと最強タッグ決定戦と信長とわたしと | 玉一 祐樹美の袋とじブログ

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関西を拠点に活動する舞台俳優、京都ロマンポップ所属の玉一祐樹美(たまいち ゆきみ)の日常切り取りチラ見せブログです。

まずは
JAM CONTE NIGHT.vol5
ジャムコント最強タッグ決定戦-2014-

ご来場いただきましたお客様、ジャムコントメンバーの皆さん、お手伝いくださった方々、全ての方に深い感謝の思いを伝えたく。
本当にありがとうございました。
50人を超えるお客様にご来場いただけ、お客様と一体になって楽しめたイベントでした。

結果を先にお伝えすると、
わたくしたまいちと、小野愛寿香センパイとのチーム「ラブ♡信長♡ガールズ」


見事優勝を飾ることが出来ました!
このような結果を出せて、本当に嬉しく思います。
優勝した瞬間は、言葉が何も出ませんでした。
代わりに溢れんばかりの涙が。

一晩たち、心が落ち着いてきたので少し涙を言葉に変換したいと思います。
よければ読んでください。

今年の1月から参加させていただくようになったジャムコントですが、最近は舞台の方が忙しく、9月頃から殆ど参戦出来てませんでした。
10月から本格的に始まったジャムコントタッグマッチも、お誘いはしていただいていたものの舞台にキャパシティいっぱいいっぱいで、気づけば11月も終わり
相方も見つからずだったし、いまから参加するのはいががなものかと正直なところ躊躇っておりました。
しかし、他現場でお会いするダイゴさんやジャムコントメンバーの亀井さんに、今からでもと強く後押しして頂き、出演することにしました。
ひさびさに顔を出したジャムコントでも皆さん暖かく迎えてくださいました。


そしてその場でアスカ先輩がわたしと組んでくださることになりました。
タッグマッチは勝利チームに2ポイント
MVPに1ポイントはいるポイント制のルールでした。
その日の試合でわたしがMVPを頂き1ポイント手にしました。
決定戦に出れるかどうかを掛けた試合で、ポイントこそ取れなかったものの、なんとかそのポイントを守り、決定戦に出場出来ることに。
その時のたまいちは、
わたしと組んでくれた、アスカ先輩をなんとしても本戦に出場させたいという思いの一心でつきうごいていました。
本戦では手にした、たった1ポイントをライフポイントとして、1度も負けることは許されない戦いをしなくてはなりませんでした。
でも逆にこれは私たちに幸いしかのかもしれません。
本戦はポイントの削りあいだったので心理戦でもあったわけですが、1ポイントしかもってない私たちに心理もクソもなかったからです。
とにかく1回でも多くプレイしよう。
少しでも爪跡残してやろう。
という気持ちでした。
優勝を目指してない時点で弱気と取られるかもしれませんですが、ある種怖いものなしでした。
とにかく誰よりもジャムコントを楽しもう、お客様を楽しませよう、そう思いました。

でも、1戦勝ち、2戦勝ちとするうちにその気持ちは変わっていきました。



勝ちたい、という気持ちが生まれてきました。
それは、本戦で初めて敗退するチームが出た時でした。
更に私たちと戦って敗退したチームが出た時には「勝ちたい」から「勝つ」に変わってました。

勝ち続けて、舞台からはけて裏に行ってもみんな一緒に同じ部屋にいるんです。
敗退したチームの皆の思いは当然見ないふりなんて出来なくて、
わかっちゃいたけど蹴落として勝つことの大変さや辛さと闘いながら、次の試合のことをひたすらに考えていました。

こんなつもりじゃなかった。
プレイヤーの誰もがそう思ったことでしょうが当の本人も1番そう思ってました。
途中からは勝手に全て背負ってました。
申し訳ないとか、そういう変なこと考えんのアホらしくなって
だから全部背負って常に全力で全チームを迎え撃っておりました。
長縄さんとるこさんのチーム「ラブジャンキー」との最終戦
長縄さんの、「色々思うところあるけど、たまちゃんのこの顔みたらどうでもよくな る」って言葉が今でも忘れらんなくて、自分で自分の顔は見れないけど、おそらくその時のわたしは完全に腹くくって全力で楽しんで全力で勝ちにいってたんやと思います。それが本気で戦おうとする人たちへの敬意やと思ったからです。

実力だけじゃなくツキや流れ、お客様の投票で決まるこの戦いは奇跡をも味方にして、試合を重ねるごとにどんどんアスカさんとのコントがハマっていく感じがしました。
私の口から勝手に飛び出す言葉も動きも、全部が味方に。
個人的に、今年は自分の芸を磨くことを意識させられる舞台に立つことが多かったので、少しずつではあれど成長していたのかもしれません。


1ポイントからの大逆転、
すごいドラマチックやったです。
とにかく今は、昨日のジャムコントをお客様に心から楽しんで貰えたんじゃないかということがとにかく誇らしいです。

本当に本当に、ありがとうございました。