■宮城県のゴルフ場、町から買い戻した土地をメガソーラーに4倍の価格で即転売。 | タマちゃんの暇つぶし

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マネーボイス:宮城県のゴルフ場、町から買い戻した土地をメガソーラーに4倍の価格で即転売。町には「必ず残す」と説明も転売覚書には「閉鎖」との記載で完全なる二枚舌か 2024年6月21日より転載します。
 
貼り付け開始、

https://www.mag2.com/p/money/1464595
 

宮城県加美町にあるゴルフ場の運営会社が、2021年に町からゴルフ場用地を買い戻すや、その日のうちに4倍の価格で転売したうえに、その後ゴルフ場をやめてメガソーラーを建設しようと計画しているという記事が、波紋を呼んでいるようだ。

報道によれば、加美町にある「やくらいサイズゴルフ倶楽部」を運営する「チームトレイン」は2021年4月、経営を建て直すという名目で町が所有していたゴルフ場用地およそ150ヘクタールを9,500万円で買い戻し。しかしその日のうちに用地は、カナダに本社を置く「ティーダ・パワー110」に4億円で売却されていたという。

転売に気付いた町に対してチームトレインは「ゴルフ場は必ず残す」と説明してたようだが、去年11月になり、経営が厳しいことを理由に、2024年シーズンでゴルフ場の営業を終え、新たにメガソーラー施設を建設すると町に申し入れたという。

加美町とチームトレインの間には、2021年5月に同地をゴルフ場として活用することを盛り込んだ協定書も交わしていたとのことで、それだけに加美町町長も「報道にある通り4倍も高い値段で売り買いされていたということは背信行為だ。今後は毅然たる態度で臨んでいかなくてはならないと考えている」と、怒り心頭のようだ。

ゴルフ場が次々とメガソーラーへと転換されていく理由

バブル期などを中心に全国各地に多く建設されたゴルフ場。その数は世界の国々の中でも少なくともトップ5には入るとの話もあるようだが、その反面で国内のゴルフ人口に対して、明らかに供給過多といった状況も続いているようで、経営難から閉鎖になるゴルフ場も少なくない状況。

そんななか、閉鎖されたゴルフ場の“第2の人生”として非常に多いのが、メガソーラーに転換されるといったパターン。

というのもメガソーラーの事業者からすれば、何も手が施されていたい山林や原野を入手して、そこを整地しソーラーを建設していくよりも、敷地が広大なうえにすでに開発済みのゴルフ場は、手間がかからずかなり魅力的であるとのこと。

また、メガソーラー建設にあたって地元住民らと揉めることが多い水はけの問題も、ゴルフ場だった土地ならある程度整備されている事が多く、さらに景観の問題にしても、ゴルフ場自体がそもそも外部から見えないような作りになっていることから、景観を乱す心配が少ないということで、そんな様々な面でもってゴルフ場はメガソーラーへの転用にはうってつけだというのだ。

そのためメガソーラー事業者は、全国各地に点在するゴルフ場を施設用地として狙い、その反面で経営の苦しいゴルフ場の運営会社のなかには、普通に売買するよりも破格の値段を出してくれるメガソーラー事業者に、なんとか土地を売り抜けることが出来ないものかと考える者も出てくるというわけだ。

メガソーラーとの転売覚書には「ゴルフ場閉鎖」と明記か

いっぽうで、今回の騒動の舞台となった「やくらいサイズゴルフ倶楽部」だが、もともとは積水化学やその子会社が経営していたゴルフ場だということ。

しかし、バブル期に設定された固定資産税が重荷となり、ゴルフ場経営が厳しくなったことから、2013年にゴルフ場の土地(約150ヘクタール)を加美町に9,500万円で売却。その後は、町から土地を貸借する形で営業を続けていたということで、経営状態は必ずしも良くはなかったようだ。

そんななかチームトレインは、2008年ごろから同ゴルフ場に運営委託として関わり、その後経営権を取得したようなのだが、その後一度は加美町に売却した土地の買戻しを打診していたとのこと。

町側としても、その打診を突っぱねた結果、ゴルフ場の閉鎖・撤退ともなれば、固定資産税をとりっぱぐれるということで、チームトレイン側の要望を飲んだようなのだが、その結果が先述のように速攻で転売されるというものに。

いっぽうでチームトレインは加美町に対して、転売が発覚した後も「ゴルフ場は必ず残す」と説明していたようなのだが、実際のところ同社とティーダ・パワー110が土地転売時に交わしていたという覚書には、メガソーラー開発を前提とした「ゴルフ場の閉鎖に関連する合意」も盛り込まれていたということ。

こうした流れをみると、ゴルフ場存続のために土地の買戻しにも応じるなど、ある意味で融通を利かせてくれていた加美町を、チームトレインは最初から騙す気満々だったことが窺えるところ。ティーダ・パワー110への土地の売却額が、加美町から買戻した額の約4倍ということで、完全に金に目がくらんでの所業といったところのようだが、その結果として誰もが“寝耳に水”なメガソーラー建設の急浮上ということで、町や地域住民から「まるっきり詐欺みたいなもの」との声があがるのも無理もないところである。

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