■都議会に響く「嘘つき!」の声。小池百合子氏 | タマちゃんの暇つぶし

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MAG2 NEWS:都議会に響く「嘘つき!」の声。小池百合子氏「出馬宣言」文字起こしで判明、あまりにも多い安倍元首相との“類似点”2024.06.20より転載します。
 
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https://www.mag2.com/p/news/601843
 
km20240619
 

6月12日の都議会で、東京都知事選への出馬を正式に表明した小池百合子氏。しかしその場で語られた内容に納得のいかない傍聴人からは罵声が飛び、翌日放送されたラジオ番組には都知事批判が殺到する事態となっています。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、小池氏の出馬表明演説を文字起こしする形で紹介するとともに、彼女と安倍晋三元首相との類似点を指摘。さらにラジオ番組に寄せられたリスナーの声を拾いつつ、小池氏の「イカサマ」を暴いています。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:小池百合子は女・安倍晋三

見た目も政策もそっくり。安倍晋三元首相にますます似てきた小池百合子氏

現職の小池百合子都知事が、6月20日告示、7月7日投開票の東京都知事選に3選を目指して出馬すると、6月12日の都議会で、ようやく発表しました。そして、次のように出馬の決意を述べました。

小池百合子都知事 「東京都知事を務めまして2期8年。世界の動きを止めた新型コロナウイルスとの闘い、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催など、歴史に残る数々の都政に、文字通り、全身全霊をかけて取り組み続けた日々でございました。志を同じくする仲間に恵まれ、都議会の皆様のご理解ご協力を賜りながら、都庁職員と駆け抜けたこの8年、様々な分野で東京に確実な変化をもたらしております。

激動の時代にありまして、広い世界の中で我が国の現在地を俯瞰をいたしますと、少子高齢化、人口減少、自然災害、世界的に大きく遅れを取る女性活躍やデジタル化など、総力をあげて取り組むべき課題が未だ山積しております。だからこそ、様々な課題が顕在化、そして先鋭化する東京都政におきまして、先駆的な政策を行なってまいりました。

所得制限を設けない018サポートなど、一連のチルドレンファーストの子育て施策は、これまでの在り方に一石を投じ、国をも動かしております。100年先もすべての人が輝く、明るい東京の未来を創ることを大義といたしまして、都民の皆様の共感を得て、確かな道筋を紡いできた東京大改革。大胆な構造改革を成し遂げてこそ達することのできる、持続可能な社会の力強い歩みを今ここで止めてはなりません。都民が第一、都民のため、もっと東京を良くしてまいりたい。この私の思いに共鳴する多くの方々からの要請も踏まえまして…」

女性の傍聴人 「嘘つき!」

議長 「傍聴人、お静かに願います」

小池都知事 「もっとバージョンアップさせた東京大改革3.0を進めて行く。その覚悟を持って、7月の東京都知事選挙への出馬を決意いたしました。これからも都民のために、都民とともに、もっともっと都政の発展へと全力を尽くしてまいります。改めてこれまでの都民の皆様、そして都民の代表であられる都議会の皆様のご理解ご協力を賜りましたことに、改めて御礼を申し上げます。誠にありがとうございました」

議長 「真ん中のブルーのシャツの傍聴人、退場を命じます」

…そんなわけで、文字起こしするために久しぶりに小池百合子都知事の動画を観たら、ますます安倍晋三元首相に顔が似て来たので驚きました。目や鼻など、まるで安倍元首相のゴムマスクを装着しているように見えました。ま、見た目はともかく、言葉の表現や看板の掲げ方やパフォーマンス優先の政策など、やっていることも酷似しているのです。たとえば、小池都知事は今回の出馬宣言の中で「広い世界の中で我が国の現在地を俯瞰」と言いましたが、これって安倍元首相の「地球儀を俯瞰した外交」と似てますよね。

少子化対策の「失敗」まで安倍元首相の完全コピー

政策の面でも、小池都知事は安倍元首相に酷似しています。たとえば「少子化対策」です。1人の女性が生涯に産む子どもの人数を表わす「合計特殊出生率」は「2.07」を割り込むと、その国や地域の人口は自然減となります。日本の場合は、あたしが生まれた1970年代前半の「第2次ベビーブーム」の時は2.14もありましたが、1970年代後半から2.00を割り込むようになり、1990年代の「バブル崩壊」で1.50を割り込みました。

2000年初頭の小泉内閣では、とうとう1.20台にまで落ち込んでしまいましたが、2009年に民主党連立政権が政権交代を果たすと、右肩下がりだった推移は上昇に転じ、1.40台にまで持ち直したのです。そして、2012年12月に自公政権が返り咲き、第2次安倍政権がスタートすると、安倍元首相は「アベノミクス」の3本の矢の1本として「希望出生率1.80を2020年までに達成」という大風呂敷を広げたのです。

ちなみに「希望出生率」とは「いずれ結婚するつもり」と答えた未婚のカップルを対象に「将来的に結婚したら何人の子どもがほしいか?」という「絵に描いた餅」であり、調査方法によって、いくらでも数字をゴマカシができる「安倍元首相らしい目標」です。しかし、実際の子どもの人数から割り出した「合計特殊出生率」は、民主党政権時の2012年には1.41だったのに、これを安倍元首相は8年弱の第2次政権で1.33にまで下げてしまったのです。

自らの看板政策である「アベノミクス」の3本の矢の1本に「少子化対策」を掲げ、いくら「希望出生率」とは言え1.80という大きな数字を「これでもか!」と提示し、毎年の年頭所感で自分の政策を自画自賛していたのに、実際には民主党政権がせっかく引き上げた合計特殊出生率を、安倍元首相は下げてしまったのです。

そして、これは小池都知事も同じなのです。小池都知事は自身の少子化対策を自画自賛しながら、8年間で合計特殊出生率を舛添要一都知事の時代の1.24から毎年のように下げ続け、昨年2023年はとうとう1.00を割り込んで0.99にしてしまったのです。これは全国初のワースト記録です。ちなみに、小池都知事が就任してからの8年間の東京都の合計特殊出生率は、以下の通りです。

  • 2016年 1.24
  • 2017年 1.21
  • 2018年 1.20
  • 2019年 1.15
  • 2020年 1.12
  • 2021年 1.08
  • 2022年 1.04
  • 2023年 0.99


小池都知事は冒頭で文字起こしして紹介した12日の出馬宣言の中で「所得制限を設けない018サポートなど、一連のチルドレンファーストの子育て施策は、これまでの在り方に一石を投じ、国をも動かしております」などとドヤ顔で自画自賛しました。ちなみに「018サポート」とは「都内在住の0歳~18歳の子どもに月額5,000円を支給する制度」ですが、小池都知事はこれを「所得制限なし」にして、両親がどんな大金持ちでも富裕層でも子ども1人につき月5,000円、1年で6万円をバラ撒き始めたのです。

一方、低賃金や将来への不安が原因で、結婚したくてもできない若者や結婚したが子どもを持てない若者が、月額5,000円で「よし!結婚しよう!」「よし!子どもを作ろう!」などと思うでしょうか?その答えは、小池都知事が都政を担ってから8年間の合計特殊出生率の推移を見れば一目瞭然でしょう。

いくら小池都知事が「これまでの在り方に一石を投じ」だの「国をも動かし」だのと大言壮語で自画自賛しても、彼女が「チルドレンファースト」と呼ぶ子育て政策は、単に子どもをダシに使った票集めのためのバラ撒き政策であり、東京が直面している「全国ワースト1位の出生率」はこの8年間、1ミリも改善するどころか、悪化し続けて来たのです。

「学歴詐称問題」の質問に身を翻して逃げた小池知事

それからもう1つ、都議会での出馬表明の後の記者会見の質疑で、ジャーナリスの佐藤章氏が「カイロ大学の学歴詐称問題」について質問したら、小池知事は回答せずに逃亡したのです。これまでの自分の発言通りに「首席で卒業」しているのなら、逃げずにきちんと回答すべきだと思います。ちなみに、佐藤章氏はその時の様子を次のようにツイートしました。

佐藤章
@bSM2TC2coIKWrlM

小池百合子、前代未聞の立候補会見! ぼくが「朝堂院大覚氏」の名前を出した途端に表情が凍りつき、再度の質問の瞬間からだを翻してその場から逃亡! 朝堂院大覚氏は小池ファミリーの大恩人で小池の「学歴詐称」を最もよく知っている。おかげで出馬関連だれも質問できず!

午後9:24 2024年6月12日

https://x.com/bSM2TC2coIKWrlM/status/1800866664755740905

 

   

…そんなわけで、小池百合子都知事が出馬を発表した翌日、6月13日(木)のTBSラジオ『森本毅郎 スタンバイ!』では、さっそく「トークファイル」のコーナーで、リスナーに「都知事を選ぶのに政党は関係ありますか?何を重視しますか?」という設問を投げました。以下、放送で読まれた回答を文字起こししました。

森本毅郎さん 「え~、意図したわけじゃないんですが、小池さん批判のオンパレードになっちゃいましたね。ちょっと気の毒ですね」

遠藤泰子さん 「あららら…」

小金井市の44歳の男性 「とにかく実行力のある人に投票します。小池さんは公約を何も実行しませんでした。挙句に都のお金をオリンピックに湯水のように使って、都庁のプロジェクトマッピングには何十億もポンと使ってしまう。都議会では都民ファーストの質問は受けるが、都合の悪い質問には答えない。こんな態度じゃ困ってしまいます」


江戸川区の62歳の男性 「都知事を選ぶのに政党はまったく関係ないのですが、自民党が小池さんを推薦するならば、小池さんには投票しませんよ。だって自民党都連の会長は萩生田さんですよ?小池さんを推薦するニュースに萩生田さんが登場しましたが、裏金問題などもう関係ないような振る舞いに腹が立ちました」


板橋区の68歳の男性 「あくまでも公約重視ですね。現・小池都知事におかれましては、8年にわたりお疲れ様でした。はっきり言って何もいいことのなかった8年でした。東京オリンピック、神宮外苑の再開発、プロジェクトマッピング、他は何も実現しなかった。税金ばっかり取られて、公約は何ひとつ実現せず、それでバージョン3と言われてもねえ」


旧ツイッター(X)から 「政党もある程度は気にするけど、その候補者が何をしようとしてるのかを重視する。現職なら、何をして来たのかを重視する」


旧ツイッター(X)から 「私は大阪府民ですが、もし都民だったならば、候補者のかつての言動と、政治家としての実績、公約達成率をメインにして、応援政党の政策をサブとして加味します。特に現職ならば、公約達成率の低さは大きな減点材料だと思いますよ」


匿名希望の方 「自民党が推薦していないか、でしょう。つまり、嘘つきが支援してるかしてないか。でもそれ以前に小池さんは、学歴詐称で嘘まみれ。だから答えは出てるんじゃないですか?」


旧ツイッター(X)から 「私は群馬県民なので都知事選は指をくわえて見てることしかできませんが、政党うんぬんよりも、よりマトモな人を選ぶことを期待せざるを得ません。都民の皆さん、どうか良識ある判断をお願いします」

小池知事が手を染めていた「データの捏造」

旧ツイッター(X)から 「公約重視じゃないですか?ただ明らかにできなさそうだから、曖昧な表記なら信用しません。わが千葉県でも『青春』しか言わず、高速料金を下げただけで、台風の時には自宅に逃げてしまった知事が、イメージだけで選ばれてしまいましたからね」

清瀬市の68歳の男性 「当然、公約だよ。7つのゼロ、待機児童、介護職離職、残業、都道の電柱、満員電車、多摩格差、ペット殺処分、これだったよね。ペット殺処分だけ2018年に達成したようだが、築地移転と東京オリンピックだけだね、目立ったのは。汚染土壌に豊洲への移転、これは許せない。コロナ感染拡大の中、無観客で東京オリンピックを強行開催、これも許せない。相変わらず東京一極集中で、再開発で高層ビルだらけの東京に。南海トラフ大地震が恐ろしい。パフォーマンスだけの人には退陣願おう」


世田谷区の19歳の男子大学生 「少なくとも今の自民が裏金を作り、ろくに国民に説明もしない姿勢を示しているのですから、自民が支援する候補者には票を入れることはできません。重視するのは現在の都知事の政策で都民の生活が良くなったのかどうかです。今回は結構はっきりしてるので、もう投票する人は決まってますよ」


中央区の69歳の女性 「東京都は1つの国レベルの人口です。昼間は住んでる人以上の人が街に来ます。その人たちの安全を真剣に考え、守ってくれる人を知事に選びたいです。昔、青島幸男さんが知事を辞めてから書いた文章に『都民の安全を思うと、1日も心を休めて眠れた日はなかった』とありました。それほど東京都知事というのは激務だということです。安心安全を託せる人を選びたいと思います」

 

…そんなわけで、清瀬市の68歳の男性は、小池都知事の「7つのゼロ」について「ペット殺処分だけ2018年に達成したようだが」と書いていますが、これは先々週の第265号のこのコーナーの「実現した蓮舫さん待望論!」の中に詳しく書いたように、完全にイカサマです。東京都だけ全国とは違う「殺処分」のガイドラインを作り、実際には年間150匹以上のペットを殺処分していたのにも関わらず、書類上だけ「殺処分ゼロを達成」したかのようにデータを捏造したのです。公文書の偽造やデータの捏造は安倍元首相の十八番だと思っていましたが、小池百合子都知事も同じことをしていたのです。サスガは嘘に嘘を塗り重ねた「女・安倍晋三」ですね。

【関連】公約「7つのゼロ」は達成率もゼロ。“東京ルール”でウソ実績を捏造する小池百合子氏に都知事の資格はあるか?

(『きっこのメルマガ』2024年6月19日号より一部抜粋・文中敬称略)

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