講談社:2024.04.11「日本経済がインド経済に勝つのは、正直厳しい」インドで働く34歳年収1200万円商社マンがそう嘆くワケより転載します。
昨夜電源を落とそうとしたら、ウインドウズ更新が入ってた。今朝パソコンを立ち上げたらFC2ブログの管理画面が使えない状態。仕方なく再起動するも×で「システムの復元」をやったのは良いが×~起動しなくなってしまった。
あれこれやっても全てがダメ(回復ドライブUSBでも最後の段階で×)で結局、BitLocker回復キー48桁を探し出し、1時間かけて起動に成功~。早朝からクソったれパソコンと遊んでいました~w
貼り付け開始、
https://gendai.media/articles/-/127438
聞き手:佐藤大輝(世界30ヶ国を旅したバックパッカー)
家賃も給料も毎年10%アップ
ーー森川さんを初めて知る読者の方もいると思うので、私から簡単に紹介させていただきます。森川優さんは現在34歳。大学卒業後、大手総合商社に就職し、31歳のときにインド・ムンバイへ赴任。部長職として、現地で約100人の部下をまとめています。海外赴任手当などを含め、現在の年収1200万円。結婚しており、生まれたばかりのお子さんがいます。本日はよろしくお願いします。
こちらこそ、よろしくお願いします。
ーーさっそく質問させていただきますが、森川さんは現地で暮らしていて、インド経済の強さを実感することはありますか?
身近なところで2つありますね。1つ目は、インド在住の日本人が不動産投資に夢中になっていることです。インドでは大家側の独断で家賃を1年ごとに10%くらい値上げしてしてもいい空気感があるのですが、インド在住の僕の知り合いの1/3くらいの日本人が、インドの不動産を購入してました。
2つ目は、現地で働くホワイトカラーの給料が年10%ザラで上がっていることです。年収400万円の人が、翌年には440万円になり、その次の年には500万円近くになっていると考えると、とんでもない伸び率です。
![](https://gendai-m.ismcdn.jp/mwimgs/7/7/1280m/img_7707948da7bea9061873f6a9ed2ae56c46116.jpg)
Photo by iStock
ーー私が調べた限り、インド経済は過去20年間、毎年のように経済成長率5~10%を記録しています。ここに賃上げが追い付いているのかもしれませんね。
つくづくインド経済の勢いは『人が勢い』だなと感じます。人口増える→働く人が増える→企業の業績が上がる→給料が上る。かつての日本と同じような好景気のサイクルは、まだしばらく衰えそうにありません。日本経済がインド経済に勝つのは、正直厳しいんじゃないかな。
ーー補足ですが、2023年にインドは中国を抜き、世界1位の人口大国となりました。現在14億人いる人口は、今後30年間も伸び続け、17億近くまで増加すると予想されています。
関連記事「日本人って素晴らしい」のに…インドで働く34歳年収120…
人口爆発を手放しに喜べない貧困問題
ーー森川さんは現地で人口増加の勢いを感じることはありますか?
基本的には何処に行っても人、人、人で溢れているので、人口の多さについて感じない日はないですね。インド名物でもある交通渋滞もエグイです。四方八方からクラクションの音が鳴り響く中、虚しいくらい車は進みません。インドの道路は日本と違って、例えば大きな牛が道路を横断することもありますし、交通マナーといった概念もないので、車と車がコツンとぶつかり合うのも当たり前。車が止まっていると物乞いが窓を叩いてきたり、とにかくカオスな状況が広がっています。
ーーそうなんですね。
初めて見る人は「かわいそう」と思うでしょうが、インドには「物乞いビジネス」が存在しており、同情を買うために赤ちゃんのレンタルをする人もいます。本当に困っている人も多いと思うのですが、僕は『魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える』ことが大切だと思っているので、格差問題はインド政府に任せるようにしています。
ーー格差問題についても詳しく教えてください。
先ほど話題になった交通渋滞と少し関連するのですが、インドでは電車などの公共交通機関は、基本的に下級階層の方々が使ってることが多いです。10ルピー(日本円で20円前後)くらいで乗れるので、貧困層でも手が届くと言いますか…。中流階層以上はマイカーを保有しているので車移動が基本です。インドでは中流階級以上が4割、貧困層が6割だと言われています。
格差は広がっていく一方ですが、この大きな原因が「カースト制度の名残り」です。格差に関しては日本社会に通じる問題点もあるように感じています。
* * *
わが国とは比較にならない勢いで成長するインドだが、多くの問題を抱えているようだ。〈「日本人って素晴らしい」のに…インドで働く34歳年収1200万円商社マンが「日本の自滅」に肩を落とすワケ〉では引き続き、森川さんに一筋縄ではいかないインド社会の実態を聞いていく。
あれこれやっても全てがダメ(回復ドライブUSBでも最後の段階で×)で結局、BitLocker回復キー48桁を探し出し、1時間かけて起動に成功~。早朝からクソったれパソコンと遊んでいました~w
貼り付け開始、
https://gendai.media/articles/-/127438
IMF(国際通貨基金)の見通しによると、インドの国内総生産(GDP)は我が国と僅差の現在5位。2023年に中国を抜いて世界人口1位となった同国は、数年以内に日本経済を上回ることがほぼ確実視されている。なぜインド経済は強いのか。いったい日本国民には何が足りないのか。大手総合商社のインド支店で働くで森川優氏に話を聞いた。
前回の記事を読む→「赴任1週間でもう日本に帰りたかった」世界で最もカオスな国・インドで働く34歳商社マンの「気になる年収」
聞き手:佐藤大輝(世界30ヶ国を旅したバックパッカー)
家賃も給料も毎年10%アップ
ーー森川さんを初めて知る読者の方もいると思うので、私から簡単に紹介させていただきます。森川優さんは現在34歳。大学卒業後、大手総合商社に就職し、31歳のときにインド・ムンバイへ赴任。部長職として、現地で約100人の部下をまとめています。海外赴任手当などを含め、現在の年収1200万円。結婚しており、生まれたばかりのお子さんがいます。本日はよろしくお願いします。
こちらこそ、よろしくお願いします。
ーーさっそく質問させていただきますが、森川さんは現地で暮らしていて、インド経済の強さを実感することはありますか?
身近なところで2つありますね。1つ目は、インド在住の日本人が不動産投資に夢中になっていることです。インドでは大家側の独断で家賃を1年ごとに10%くらい値上げしてしてもいい空気感があるのですが、インド在住の僕の知り合いの1/3くらいの日本人が、インドの不動産を購入してました。
2つ目は、現地で働くホワイトカラーの給料が年10%ザラで上がっていることです。年収400万円の人が、翌年には440万円になり、その次の年には500万円近くになっていると考えると、とんでもない伸び率です。
![](https://gendai-m.ismcdn.jp/mwimgs/7/7/1280m/img_7707948da7bea9061873f6a9ed2ae56c46116.jpg)
Photo by iStock
ーー私が調べた限り、インド経済は過去20年間、毎年のように経済成長率5~10%を記録しています。ここに賃上げが追い付いているのかもしれませんね。
つくづくインド経済の勢いは『人が勢い』だなと感じます。人口増える→働く人が増える→企業の業績が上がる→給料が上る。かつての日本と同じような好景気のサイクルは、まだしばらく衰えそうにありません。日本経済がインド経済に勝つのは、正直厳しいんじゃないかな。
ーー補足ですが、2023年にインドは中国を抜き、世界1位の人口大国となりました。現在14億人いる人口は、今後30年間も伸び続け、17億近くまで増加すると予想されています。
関連記事「日本人って素晴らしい」のに…インドで働く34歳年収120…
人口爆発を手放しに喜べない貧困問題
ーー森川さんは現地で人口増加の勢いを感じることはありますか?
基本的には何処に行っても人、人、人で溢れているので、人口の多さについて感じない日はないですね。インド名物でもある交通渋滞もエグイです。四方八方からクラクションの音が鳴り響く中、虚しいくらい車は進みません。インドの道路は日本と違って、例えば大きな牛が道路を横断することもありますし、交通マナーといった概念もないので、車と車がコツンとぶつかり合うのも当たり前。車が止まっていると物乞いが窓を叩いてきたり、とにかくカオスな状況が広がっています。
ーーそうなんですね。
初めて見る人は「かわいそう」と思うでしょうが、インドには「物乞いビジネス」が存在しており、同情を買うために赤ちゃんのレンタルをする人もいます。本当に困っている人も多いと思うのですが、僕は『魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える』ことが大切だと思っているので、格差問題はインド政府に任せるようにしています。
ーー格差問題についても詳しく教えてください。
先ほど話題になった交通渋滞と少し関連するのですが、インドでは電車などの公共交通機関は、基本的に下級階層の方々が使ってることが多いです。10ルピー(日本円で20円前後)くらいで乗れるので、貧困層でも手が届くと言いますか…。中流階層以上はマイカーを保有しているので車移動が基本です。インドでは中流階級以上が4割、貧困層が6割だと言われています。
格差は広がっていく一方ですが、この大きな原因が「カースト制度の名残り」です。格差に関しては日本社会に通じる問題点もあるように感じています。
* * *
わが国とは比較にならない勢いで成長するインドだが、多くの問題を抱えているようだ。〈「日本人って素晴らしい」のに…インドで働く34歳年収1200万円商社マンが「日本の自滅」に肩を落とすワケ〉では引き続き、森川さんに一筋縄ではいかないインド社会の実態を聞いていく。
貼り付け終わり、