■江戸時代に学ぶ「アンダーヘア処理」の心得… | タマちゃんの暇つぶし

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日刊ゲンダイDIGITAL:人生100年時代の歩き方 江戸時代に学ぶ「アンダーヘア処理」の心得…菊池風磨も香川真司も“処理派”でツルツル! 公開日:2024/03/16 06:00より転載します。
 
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/337586#google_vignette
 

 女性は生理で出血すると、股間が蒸れるし、雑菌が繁殖しやすい。そんな不愉快な状態を改善しつつ、オシャレな見た目も意識して、わき毛とともにアンダーヘアを処理する人が少なくない。アンダーヘアの脱毛というと、女性の専売特許だったが、最近は男性が行うケースも増えているという。

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「初回○○円」「○カ月間無料で全身脱毛を」——電車内やSNSには、激安ぶりをアピールするメンズエステの脱毛広告が目立つ。気になった男性が訪ねると、高額な契約を結ばされるなど、中には怪しい業者もあるというが、それだけ脱毛を希望する男性がいることの裏返しでもある。

 

 メンズエミナルは今年2月、20~30代の男性1004人を対象にデリケートゾーンの悩みに関する調査を実施。それによると、悩みがある男性は「やや」「とても」を合わせて38.5%。その内容を複数回答で質問すると、「毛深いなど見た目」49.5%、「かぶれやかゆみ」46.1%、「ムレやニオイ」38.1%と続いた。女性と同じく、周りからの見た目や不快感を気にしていることが見て取れる。

■男性は3人に1人が「自分で」

 では、その対処法はどうなのか。その悩みについて対策を行っている人は、実に62.7%に上った。対処法のトップは、「丁寧に洗浄を行うようにした」が52.1%で、以下、「ニオイを抑えるクリームやムースなどを使用した」(38.4%)、「アンダーヘアのトリミングや剃毛を行った」(36.4%)となっていて、3人に1人は自分でアンダーヘアを処理していることが明らかになったのだ(複数回答)。

 この数字を多いとみるか少ないとみるかはともかく、アンダーヘアの処理が定着しつつあることは間違いない。男性アイドルグループSexy Zone菊池風磨(29)は2月に放映されたバラエティー番組でアンダーヘアについて「1本もないです」とカミングアウト。“実物”を確認したMC役の芸人は「ツルツルだった」と報告している。

 サッカー界では、長友佑都(37)や本田圭佑(37)など海外チームに所属したことがあるトップ選手は、各種メディアで「海外では当然」と口をそろえてアンダーヘアを処理。脱毛せずにシャワールームに入った岡崎慎司(37)はチームメートに「不潔」呼ばわりされたことから、“処理派”に転じたという。香川真司(34)もサッカー番組で“処理派”を公言し、「トゥルン香川です」と笑いを誘っている。

■湯屋の毛切り石ですり切った

 ムダ毛があったらシャレにならない芸能界、股間が蒸れ蒸れのスポーツ選手では当たり前のアンダーヘアの処理。前述の調査結果を見れば、それが一般にもじわじわと浸透して、ニッポン男児のアンダーヘア事情も世界に追いついたということなのか。

「江戸時代の男性は、すね毛やわき毛のほか、アンダーヘアの脱毛も積極的に行っていました」

 こう言うのは、性人類学者のキム・ミョンガン氏だ。えっ、江戸時代に全身脱毛が! どういうことなのか。アンダーヘアの事情を中心に詳しく聞いた。

「当時の男性はふんどし姿で肌を露出することが多く、体毛が見えることが格好悪く、“恥”ととらえていたようで、身だしなみとしてすね毛やわき毛のほか、アンダーヘアの処理も行っていたようです。銭湯に相当する湯屋には、『毛切石』という軽石が男湯にも女湯にも2つずつ常備されていて、2つで毛を挟んですり切っていたとされます。ハマグリなどの二枚貝は、毛抜きでした。貝で毛を挟んでピンセットのようにして毛を抜いたそうです」
 
 そういわれてみると、浮世絵などに描かれる男性の肌は、腕も脚もツルツルだ。豊臣秀吉や織田信長など戦国武将は立派なヒゲをたくわえていることがあるが、江戸時代の男性はヒゲもあまり目立たない。カミソリが全国に普及したのは江戸時代で、まゆ毛は当時の流行からカミソリで細く整えられたほか、幕府によるヒゲ禁止令で次第にヒゲはすたれ、キレイに剃られることになったという。

「毛切石でアンダーヘアを短くするだけでは、毛先がチクチクして痛い。そこで吉原などの遊女は毛先を線香で焼いて丸める処理もしていたといいます。一般の女性はそこまでしていないのでしょうが、江戸時代は粋を重視する文化ですから、男性も女性も、閨で伸び放題のアンダーヘアを相手にさらすのは粋でないということなのかもしれません。大切なのは、相手への気配りです」

 そうすると、「1本もない」菊池や「トゥルン香川」をはじめとする最近の男性の感覚は、遅まきながら世界に追いついたというより、江戸時代に戻ったといってもいいだろう。

介護に備えて準備したい男性は6割

 芸能人やサッカー選手は仕事上、アンダーヘアの処理が必要だが、仕事より重要なのは肌を重ねる相手をはじめ、銭湯などで出くわす第三者への気配りだという。欧米人が抱くアンダーヘアへの不潔意識もそこで、ジャングルのようにボーボーなのは相手に汚さを感じさせるリスクもあることは気に留めておいていいかもしれない。


介護脱毛が注目されているのも、相手への気配りの表れでしょう。要介護状態になってオムツが必要になったとき、アンダーヘアに便が絡まっていたらみっともないし、衛生面でもよくありません。その点、アンダーヘアを処理していれば、介護してもらう人には介護が楽だし、本人にとっても蒸れやかゆみの予防になりますから、一石二鳥です」

 

 リゼクリニックは昨年、40~50代の男女1140人を対象に介護脱毛についてアンケート。介護脱毛を知っている割合は、男性が35.4%、女性が71.8%で、20年と比べるとそれぞれ7.9倍、2.8倍に急増。その印象については男女とも9割以上が肯定的で、男性は62.6%、女性は78.9%が「介護に備えて脱毛したい」と回答している。

 脱毛が日常生活に組み込まれて抵抗感が薄い女性に比べると、介護脱毛を希望する男性は少ないとはいえ、それでも6割を超える高率だ。いまやアンダーヘアの処理は自分のために行うのではなく、相手のために行う行為になっている。まさに江戸時代の気配りが垣間見える。

「そうはいっても、アンダーヘアの有無は性癖の対象でもあり、ありのままでいるのも処理するのも個人の自由。しかし、何らかのトラブルがある人は、処理することで生活が変わる可能性はあります」

ジャングルの“整備”で巨根に

 そんなトラブルのひとつが、アンダーヘアの包皮への巻き込みだ。パンツの中でペニスが縮んで包皮に毛が絡まると、とにかく痛い。男性ならだれでも経験があるだろう。通勤途中でも何げなくズボンの中に手を入れ、一刻も早く“事態”の収拾を図るはずだ。


「仮性包茎だと、巻き込みリスクが高いので、アンダーヘアを処理すればあの痛みから解放されます」

 もうひとつは、ジョギングなどを日課にしていてよく走る人だ。

「私の知人でマラソンが趣味の方は、運動後に蒸れて臭うし、ペニスのポジションによってはアンダーヘアとこすれて軽い炎症ができることがあったそうです。そういうことが嫌で処理するようになったところ、蒸れや臭いが軽減され、何よりこすれることがなくなったようで、『めちゃくちゃ快適』と喜んでいます」 

 人気AV男優は、概してアンダーヘアをキレイに整えている。女優への気配りもあるが、ほかの要因もあるという。


「アンダーヘアがジャングル的だと、ペニスが“森”に埋もれる分、短く見えますが、キチンと処理すれば相対的に大きく見えます。それに女優さんもなめやすい」

 たかがアンダーヘアとはいえ、意外と奥が深い。もし自分で処理するなら、「ハサミやカミソリは危ないので、アンダーヘアに対応したボディートリマーを購入するのが無難です」という。さて、あなたは?

 


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