■大阪万博:「強行なら能登復興の足かせに」 | タマちゃんの暇つぶし

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日刊ゲンダイ:大阪万博準備の“ないない尽くし”パビリオン設計者が明かす…「強行なら能登復興の足かせに」 公開日:2024/02/17 06:00より転載します。
 
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/336288
 

 この寒空の下、6万8000人以上が避難生活を送る能登半島地震の被災地を尻目に、来年4月の開幕に向け、急ピッチで準備が進む大阪・関西万博。主催者の政府と大阪府・市、経済界は「万博と復興の同時並行」にこだわり、万博が被災地復興の妨げとなる懸念を一顧だにしない。

 岸田首相は各省庁に「復興に支障がないように」と指示したが、少しは万博に携わる現場の声に耳を傾けたらどうなのか。

「万博開催に反対ではありませんが、どう考えても半年は延期した方がいい」--。こう訴えるのは、パビリオン設計を担当する1級建築士だ。

「現状のまま強硬に準備を進めても、復興の足かせになりかねない」と語り、次のように指摘する。

「万博会場となる夢洲は、いまだに水道や電気すら通っておらず、発電機と仮設トイレが欠かせません。水道や電気などライフラインの整備が急がれるのは被災地も同じ。万博会場では春ごろから一気にパビリオン建設が始まる予定です。建機だけでなく、発電機も復興工事と奪い合いとなり、被災地に必要な数が用意できるのか懸念されます。万博準備にかかる現場の負担や被災地復興を考慮するのであれば、万博を半年延期して時間差をつくる方がメリットがある。万博準備に余裕が生まれ、労働災害を未然に防げるかもしれない。被災地に優先的に建機や人手を割いて復興も進められる。政治的なメンツが大事なのかもしれませんが、被災地の復興を何よりも優先すれば、国内外で賛同を得られるはずです」

 

設備関係の人手が少ない

すでに人出は足りていない…(大阪・関西万博会場、夢洲の工事現場)/(C)共同通信社
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 万博協会の十倉会長は万博と被災地では必要な工事は異なるとして「復興に支障をきたすことはない」と主張するが、すでに万博準備ですら人手が足りていない状況だ。

「建設業界の深刻な人手不足は今に始まったことではありませんが、特に電気や空調など設備関係の職人さんが不足しています。パビリオン内部の設備工事に関する概算を取ると、どこも『人がいない』と口をそろえます。全国の大型プロジェクトに職人さんが駆り出されていて、10社に工事を依頼しても引き受けてもらえない状況です。万博会場は冷水供給による空調設備が導入される予定なのですが、人手だけでなく、その専用機器も足りていないようです。実装できないパビリオンも出てくるのではないか」(前出の1級建築士)

 時間もインフラも人手も「ないない尽くし」の万博準備。被災地を最優先に考える政治家もいない。
 
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マネーボイス:
 大阪万博「1か所2億円」の豪華トイレ計画が物議。会場の夢洲は下水道がまだ未敷設で「デザイナーズ汲み取り便所」爆誕の可能性も取沙汰2024年2月16日より転載します。

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https://www.mag2.com/p/money/1416793
 

大阪万博の会場に設置されるトイレが全てデザイナーズトイレで、1か所の建設費用が高価なケースで2億円近くかかるらしい……といった話が、大いに物議を醸しているようだ。

話題になっているダイヤモンド・オンラインの記事によれば、万博の会場内にはトイレ(全8棟)、休憩所(全4棟)など20施設が建設されるというのだが、すべてが全員違うデザイナーによるもので、一般のトイレとは全く違う豪華な「デザイナーズトイレ」となるよう。

それらの施設の入札情報によれば、最も高いもので1億9,228万円となっているなど、1か所の建設費用が軒並み1~2億円ほど掛かるようで、一般的な公衆トイレと比べてもかなり豪華のものになりそうだというのだ。

インフラ整備も含めると9兆7,000億円もの費用が?

かねてからパビリオン建設の大幅な遅れが指摘されていたうえに、正月早々には能登半島地震が発生し、被災地復興と万博との両立は現実的に可能なのかとの声もあがるなど、様々な問題を孕みつつも、来年に控えた開催日へのカウントダウンは刻々と進んでいる大阪万博。

なかでも、疑念の声が多くあがっているのが膨張し続ける万博の開催にかかる費用で、会場整備費に関しては、当初想定の2倍近い最大2,350億円になる見込みと報じられているのだが、1月末に行われた「万博予算執行監視委員会」では、今後のさらなる物価上昇も考えられることから「これで足りるのか」といったまで出ている状況だということ。

また、上記の会場整備費といった直接関係する費用だけでなく、万博開催に付随して進められている道路や鉄道の延伸、また下水道敷設といったインフラ整備もひっくるめると、なんと9兆7,000億円もかかるといったもあるのだが、政府は「万博だけを目的にした支出とは言えない」との主張で、それらを「万博の国費負担」として含めることを頑なに拒んでいるようだ。

【関連】東京五輪の経費「招致時の2倍」で心配される札幌五輪の行く末。日ハム撤退後のドーム試算も「甘すぎ」と呆れられた札幌市が同じ轍を踏むのは確実?

このように、まさに先の東京五輪の二の舞といった状況に陥っている大阪万博だけに、「明らかに無駄遣いでは?」といった計画に対しては、市民から厳しい視線が注がれるのは当然の展開といったところ。

ちょっと前までは、建設費が350億円ほど掛かるとされる木造建築の大屋根、通称“万博リング”が、その標的にされていたのだが、今回取沙汰されている“1か所2億円”のトイレも、いわゆる“万博の無駄遣い”を象徴する新たな問題として、捉えられることとなっている状況のよう。

しかも万博の会場である夢洲には、今のところ電気はもとより上下水道も通っていないということで、流石にそのあたりは開幕までには間に合わせてくると思うのだが、下手をすればトイレ自体は豪華なデザイナーズ仕様なのに実は汲み取り式……といったなんともチグハグな状況もあり得る、ともSNS上では取沙汰されているようなのだ。

以下省略

 


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