今日から新年度ですね。
年の初めは1月1日ですが、明治の中頃に国の会計年度が4月~3月になってから、学校も順次4月が新学期になったようです。
なぜ年度の初めを4月にしたかというと、当時の主産業は稲作で、秋に農家がお米を収穫してから、お金に変えて納税するには時間が掛かったためとか、日本の近代化の模範としたイギリスでは当時4月が新年度だったからとか言われてるようです。
リタイアして、毎日が日曜日の生活を続けてると、生活上のけじめが無くなって、うっかりすると曜日まであまり関係なくなってきます。
こちらの地方は、四季がはっきりしていているので、自然の変化で季節を感じることもあるのですが、都会の方ではそれも少ないかも知れませんね。
こちらでは、桃の節句は1か月遅れなので、明後日がひなまつりです。
私の生まれた四国の田舎でも、同じように1か月遅れでした。
海辺に面した町で、桃のお節句には親戚家族が集まって、海辺の砂浜に茣蓙を敷き、それぞれに持ち寄った重箱に詰めたご馳走をみんなで頂きました。大人の人はお酒も飲んでいましたね。
父の兄妹が多くて、いとこだけでも20人位いたので、とても賑やかに楽しく過ごしました。
道中が、砂浜の入り江と岩場が交互になっていて、道の両端が桜並木だったので、お花見も兼ねてました。
町の人達ほとんどが、同じように集まって楽しみにしていた行事なので、途中で同級生の家族とすれ違う事もありました。
あの時に咲き誇っていた見事な桜並木は、今はどうなってるだろうと思います。
田舎に住んでる友達から、樹の世話をする人も少なくなって桜並木も荒れてきたと聞いた事があります。
以前、将来仕事からリタイアしたら、田舎に帰って友人を誘いボランティアで傷んだ桜並木の整備をしてみようかななんて思ったこともありました。
結局それも実現しませんでしたが、この季節になると、はるか昔の風景が蘇ってきてとても懐かしく感じます。
3月に入ると、家の和室の床の間の横に掛けてる軸の代わりに、下記のお雛様の絵を飾っております。