私は今回の新型肺炎(コロナ)ウイルスの件に関して、ブログに書いて騒ぎを煽ったりするするつもりは毛頭ない。
自分の考えをブログに書いたところで、デマ情報の一つとしか見られないと思うし、何の影響も与えるわけもないという事も理解している。
25日にこの件で最初に考えを書いたときには、3人目の感染者の方が日本で発見されたときだった。いずれも武漢から来日された方だった。
専門家の意見も過大な心配をするなというものだった。
その時からわずか5日後の今はもう状況が全く変わってしまった。
厚労省の正式発表を見ていて感ずるところがある。
私は以前仕事で厚労省に出入りしていた事がある。
厚労省の技官という人は医学部や薬学部等を卒業した人が多い。しかし、ずっと官僚を務めている人はいわゆる臨床経験が殆どない。
もちろん審議会などのいわゆる専門医方との連携はあり、海外の論文情報も熟知されている。人間的には優秀な方ばかりです。
相談相手になっている感染症専門医も、SARS等過去の感染症に対しては詳しく、対処方法なども当然ながら詳しい。
しかし、今回の様な新型ウイルスに関しては、日本人は誰も経験が無いのだ。
私は、厚労省は対策実施に当たって、専門家を武漢や北京に至急派遣すべきだと思う。まず専門家の目で実態を見てもらい、その報告をもとに対策を講ずるべきと思う。
そうしないと、後手後手に回って適切な対応はいつまでも打てないのではないか。
対岸の火事として見ているだけでは、過去のSARS等との違いが分るはずが無いと思う。
大体厚労省は現在中国の当局と緊密な連絡を取っているのだろうか。
武漢では医療従事者の中にも感染者がいるという。そういうところへの派遣を受けてくれる専門家もいないかもしれない。
しかし、募集したら自ら望んで行くという医師も決して少なくは無いと思う。
遅いという事はいつでも無いのだ。ぜひ迅速・適切な対策を講じるとともに、すべての情報開示を国民に毎日行って欲しい。
そのうえで、中国や他国との連携は不可欠です。
そして更に先の事を言うなら、今後新型ウイルスに感染して治癒した人のなかで希望者をつのり、新型ウイルス対策の臨時職員として一定期間契約して協力をしてもらうというのはどうだろうか、もちろん所属される企業などの了解も得る必要があるし、その方に適した役目も慎重に選ぶ必要がある。
治癒した人は免疫を獲得できているので、自分の再感染や他人への感染拡大の恐れが無い人達だからです。
得ている情報の中で、やはり持病がある人や高齢者などの死亡者が多いというのがある。
高齢者では心不全になっている人も多く、こういう方は肺炎に罹るととてもリスクが高いというのは私でも分ります。
そういう意味で、介護施設などでは早めに面会者制限などの対策強化を予防的に始めるべきでは無いかと思います。
昨日、薬局に入ったら「マスクが品薄のためお一人2箱までに制限させて頂きます」の張り紙が有った。
日本海側の小さな町でも既にこういう状況です。
今のところSARSと同様に子供達の被害が少ないようなのは少し安心なところです。
私は報道される世界の感染者と死亡者の数の日々の変化をみている。
今までは指数関数的にその数が増えてきた。
指数関数的というのは直線的な増ではなく、平たく言うといわゆるネズミ算式の増大という事です。
ここ2日間はそれが少し鈍ってきたように思う。
ある専門家の人も言っていたが、これがまず直線的な伸びに落ち着いてきたら、頭打ちになる気配が出てくるという事で希望が持てる。
これは統計数学の基本です。
何とかそういう風になってくれるのを望んでいます。
しかし、これが一時的なもので、中国以外での感染増大により加算され、また指数関数的な増大になるのか予測はできません。
新型肺炎ウイルスに関しての記事はこれまでにしようと思います。
余計な事をいろいろ書いて失礼しました。