白鳥さんの北帰行 | たまご寒天のブログ

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好きな作家は藤沢周平さんです。
歌手羽山みずきさんのファンです。

今日の朝7時過ぎに、我が家の上空をコォー・コォゥーと騒がしく鳴きあいながら通り過ぎていく白鳥の群れの声が聞こえました。

 

シベリヤへ帰る白鳥の北帰行が始まったのではないかと思われます。

その声は「また来年も来るよー」と言っている風にも聞こえます。

 

こちらでは、例年ですと2月の終わり頃から北帰行が始まりますが、昨年は初めて北に帰る大きな編隊を2月10日に見かけました。

いつもより早いなと思っていたら、暖冬になり春の訪れが早かったです。

 

今年は更に1週間早いです。

 

昨年は、私が北帰行の第一陣を見かけた直後に昨冬最後の寒波が来たのですが、今週の天気予報では明後日辺りから寒波の襲来が予想されています。

これは昨年と同じパターンという事になります。

 

白鳥は越冬で飛来するときや北帰行の時は、百羽以上の大きな編隊になることも珍しくありません。

これは鷲や鷹等の外敵に襲われないようにかぎ型の群れになり、大きく見せて威嚇するるためと言われています。

 

しかし、その群れから遅れ加減に飛ぶ白鳥の姿も見られます。体調不良の個体もいるかもしれません。無事に帰って欲しいなと思います。

 

白鳥は列島沿いに北上し、北海道・樺太を経てシベリア地方に帰ります。

 

最上川河口を中心としたこちらの越冬地では、戦後まもなく飛来数がわずかに7羽に落ち込んだ年も有ったようですが、今は毎年1万羽近くの飛来数まで増加しました。

 

餌付けはしていませんが、その飛来数は減少しません。

 

白鳥の他に、その数倍もの数の雁やオシドリ・鴨等の渡り鳥が河口周辺で越冬しています。

 

白鳥は田んぼに落ちているお米の落穂を主として食べていますが、川藻も餌にしているようです。最上川の川藻の育成にも努めています。

そういう地道な努力の結果ではないかと思います。

 

今年は田んぼに雪が無く、餌を得るのは楽だったはずです。

 

十分に栄養を取った白鳥さん達は、無事にシベリアに帰り、来年もまた元気で来て欲しいなと思います。