5月中旬から6月初めまで、計3回同窓会が開かれる予定だが、都合が有って結局1回しか出席できない。
1昨日携帯に電話が有った。
6月初めに予定されている、田舎の小中学校の同窓会の打ち合わせを幹事たちでしているというM君からの電話だった。
「Kちゃんからの返信ハガキでは欠席になっているけど、元気でいるの?」という内容だった。
もうお互い相当のジジイなのにいまだに○○ちゃんと呼びあっている。
M君とはエピソードがある。
私は父の仕事の都合で、丁度小学生の期間だけ大阪周辺のいわゆる都会で過ごしました。
そして6年生の2学期に、生まれた田舎の町の小学に校へ転校しました。
その頃の思い出話が一杯あります。これはその中の一つです。
小学校の冬のイベントとしてマラソン大会が有りました。
学年ごとに距離が違いましたが、6年生は5Kmか7Kmか結構長くて、私にとっては初めて走る距離でした。
校庭がスタートで海岸線に沿う道を走り、分校のあるところを折り返しとして往復し、出発した校庭がゴールでした。
その頃の私は少し肥満児気味で走ることはいささか苦手でした。
田舎の子は皆走るのが速かったです。
しばらく走っているとM君が側に寄ってきて、「ゴールまで一緒に並んで走ろう」というのです。「いいよ!」と私も答えました。
お互いいろいろ話をしながらしばらくそのまま走りましたが、結局だんだん皆から遅れて、列のおしりを走るようになってしましました。
しかし、何とか完走して校庭の入り口まできました。
校庭の真ん中にゴールの線が引かれているのが見えました。
その時です。M君が脱兎のごとく全速力でダッシュしてゴールインしてしまいました。
私はあっけにとられましたが、結局ビリでゴールインしました。
多分ゴールが見えた時、M君は反射的にダッシュしたのでしょう。
M君は元々走るのがとても速くて、私についてきてもらったことを嬉しく思っていましたので、文句は言えません。
中学卒業後みんな進路はばらばらになりましたが、同窓会などでM君と会う時は、この2人だけのエピソードでいつも盛り上がります。
今回の電話でも、その時のエピソードを話し合いたかっったのにとM君は残念がっていました。
「次は出席するよ。お互い元気でいよう」と話して電話をきりました。