手術後って痩せる? | 婦人病と20年 絶対知るべき女の憂鬱

婦人病と20年 絶対知るべき女の憂鬱

ハタチで受けた卵巣嚢腫摘出手術。
それから20年。
3回目の手術で巨大卵巣嚢腫と共に子宮も卵巣も全部摘出し、これで終わったことを切に願う。

男性の皆様、女って大変なんだぞ。
女性の皆様、どうぞ気を付けて。

これは他人事じゃない、誰もが知るべき事。

なにかとストレスばかりな手術。

痛い、辛い、不安、そんな中で数少ない希望は、『手術したら痩せるんじゃ?』ということなのではないでしょうか。


もちろんこれは、症状次第で様々です。

でもある程度大きい卵巣嚢腫や子宮筋腫の切除をする場合、大きく期待できること。


結論から言うと、私は3回目の手術により、体重は3キロ落ち、ベルトの穴は2つ縮まりました。


そりゃそうですよね。

20㎝大の卵巣嚢腫と5㎝大の子宮筋腫2個、そして子宮卵巣卵管全部取り除いたんだから、痩せないわけがない!


ただの中年太りかと思っていたお腹の出っ張りは、嬉しいことにだいぶスッキリしました。




でも、いいですか。

勘違いしてはいけません。

手術しても、意外と痩せない可能性も高いんです。


私が3回目の手術でこれだけ痩せたのは、取り除いた物が大きかったからというだけでなく、術後に腸閉塞になりかけたせいでしばらくまともにご飯が食べられなかったから。


残念ながらそれまでの2回の手術では、ほとんど痩せた気はしませんでした。




しかも、腹腔鏡下手術の場合は、さらにやるせない事態が。


腹腔鏡の場合、手術の時にお腹に空気を入れて膨らませるので、術後少しの間は逆にお腹がぽんぽこぽん。

『これ、ちゃんと引っ込むの?』

心配になる人が多いのではないかと思います。


それに開腹の場合も、当然傷は炎症を起こしている状態で多少の腫れが出るので、しばらくは全く痩せた感じは感じられません。




だから、切除部分が小さい人は特に、過剰に期待しないこと!

やるせなさが増しますよ!