
2006.9/18 「天空の城ラピュタ」
さてさて、カンボジア2日目は、ホテル近くのオールドマーケットという市場での朝食で始まった。
カンボジアの屋台料理は、とにかく安くておいしい。
この旅で1番おいしい。
料理は醤油ベースのあんかけヤキソバやチャーハン。
これがめちゃめちゃうまい!
そして、市場で買ったドリアンに挑戦!
オレってば、臭いは大丈夫なんだけっども、味はあんまりだった。
まぁ、いい経験ですよ(笑)
その後、トゥクトゥクを1日チャーターし、アンコール遺跡群へ向かうことに。
アンコール遺跡群は、1番近い町であるシェムリアップからでも20分ほどかかる。
ギザのピラミッドのように、町に侵食されておらず、だだっ広い森林に囲まれている。
これが、多くの観光客をひきつける魅力なんだろうなぁ。
どのガイドブックを見ても、アンコールワットは日差しの関係で、午後に回る方がきれいだと書いてあった(地元の人の間でも常識のようだ)ので、とりあえずアンコール・トムへ行くことに。
まずは、チケット売り場でパスを買うことに。
アンコール遺跡群では、一括してパスを買う制度になっている。
3daysパス以上は、顔写真が入る。
いざ自分の顔を見てみると…かなり野生化したように思えた(笑)
まぁ途中、爆走するトゥクトゥクのから、アンコール・ワットを通り過ぎましたけど…感想は後ほど。
アンコール・トムの世界観は、どこか不思議で、どこか落ち着かない雰囲気にさせる。
いくつもの大きな顔が、四方八方を見ている。
まるで、僕たちを見張っているような…。
風化のせいか、それとも元々か、灰色の石でできた数々の遺産。
雲に覆われた空と、緑の森と調和されていて、周囲に溶け込んでいる。
一見石のがれきの山とも見えてしまうほど、崩れているものがあった。
なぜ、こんな手の込んだ建物を作るのだろう?
エジプト同様、壁という壁に施された彫刻。
ただ単に、権力の誇示や、宗教だけでなく、当時の人々の心の中にある“思い”みたいなものがなければ、作れなかったろうなと思う。
表現の一つの手段としては、あまりに壮大で、華麗である。
そして、タ・ムロープへ。
ここは、時の流れをものすごく感じられる場所であった。
まるで「天空の城ラピュタ」のような、木と建物の融合。
木の根、幹が複雑に遺跡に絡みつき、“時”の長さを感じる。
思わず「ポカン」と口を開けたままつったっていた。
いよいよ、アンコール・ワットへ。
目の前には、先程も見た大阪城の何倍もあるであろう広い堀。
そして、森。
その中心にアンコール・ワットが顔を出している。
正面からの参道を歩いて行くにつれて、その大きさがますます実感できた。
門の中には、広い芝生の庭園。
正方形をかたどった本殿。
計算しつくされた巨大建造物である。
この旅で嫌というほど口にした“すごい”という一言が何度も出てくる。
「早く中に入りたい。いや、もっとこの景色を見ていたい」
そんな気持ちの葛藤がありつつも、本殿へと続く長い長い参道を、ゆっくりとかみ締めながら歩いた。
中には四方の壁に歴史の出来事を彫った彫刻。
気の遠くなるほど続く回廊。
本殿は、急な階段(もはや階段と言うよりはガケ)を登った上にあった。
まずは仏像にお参りをし、すこし回ってみる。
窓の先に広がる景色に驚いてしまった。
まさに密林に現われた天空の城。
“世界の中心”というガイドブックの言葉もうなずける。
いや、すごい!!
そんなこんなで景色を眺めていると、遠くの空で雷が光った。
と思っていたら、いつも通りのスコール。
まぁそのおかげか、アンコール・ワットの回廊をゆっくりと回った。
雨に打たれるアンコールの荘厳さも、見ることもできた。
その後、ツッキーの提案で「地雷ミュージアム」へ行くことに。
カンボジアは内戦とベトナム戦争で、多くの地雷や不発弾が残ったままである。
それらを撤去し、安全な暮らしを送れるようにと、「アキラ」という地雷撤去のボランティアをしている日本人が開いたところである。
このシェムリアップの町では、片足の無い人をよく見かける。
思わず目をそむけたくなる。
そんな現実をまっすぐ見つめる心を持つことが、重要なんだと感じた。
このカンボジアを訪れる観光客にも、アンコールだけでなく、もっとカンボジアの現実も見て欲しいと思う。
当たり前のような感想だが、それがオレのここで学んだことである。