
今日は、早朝5時半に宿を出発し、ローマを後にした。
9時前に港町ナポリへ到着。
高層ビル群がそびえ立つその町は、
どのイタリアの町よりも都会だった。
反面、ナポリっ子こそ、本当のイタリア人といわれるように、
とにかく皆さん陽気陽気・・・。
聞いてもいないのにホテルの場所を教えてくれる。
そして、町はかなり汚い。
まるで、エジプトの町に来ているような感じがしてちょっと懐かしく感じた。
本日の予定は相方と別行動し、ナポリ近郊の遺跡、ポンペイへと向かった。
ポンペイはヴェスヴィオース火山の噴火によって1900年ほど前に
一瞬にして灰に埋まった町。
そこには、まるで時が止まったかのような錯覚にとらわれる。
遺跡といえば、ほとんどは権力者や宗教的な象徴の意味外が強いものが多い。
しかし、ここは民衆の生活の場、さらにいえばポンペイの国のライフスタイルを
読み解くことができる。
遺跡の保存状態・・・というより、町はそのままの姿で残っていた。
民家の台所、壷、さらにはコロッセオや運動場、道には石畳が機能的に
敷き詰められ、所々に水道管が露出している。
屋内には壁中に壁画が色あせることなく残っており、祭殿や中庭などが
当時の生活感をそのままに伝えてくれた。
自分の中で、エジプトのピラミッドやカンボジアのアンコール遺跡
と並ぶ、歴史の奥深さを知ることのできる遺跡だった。
町なので、とにかく広く、歩くもの至難の業。
見所も、というより見るところが町なので、とにかく数か多い。
ただ、これほどの都市か一瞬にして滅びたと思うと、どこか胸が痛む。
一番興味深かったのは、人が灰に埋もれてうめいている人の遺体が
展示されていたことだった。
その悲痛な表情は、はだしのゲンに描かれている苦しんでいる人そのものだった。
後々、日本人ガイドがしゃべっていることを盗み聞きしたところによると、
人が埋もれると、その形のまま溶けて空洞になるらしい。
そこへ、考古学者が石膏を流し込むと、人型がとれるという。
死体じゃなくてほっとしたものの、そのリアルさが未だに印象に残る。
このポンペイを知るきっかけとなったのは、4回生前期の講義で
京大の先生に教えてもらったことである。
彼は、ポンペイの水道技術についての調査チームに参加し、
ポンペイを訪れたのだった。
その時紹介してもらった遺跡も見ることができた(若干柵をくぐりましたが…)
この洗練されたモザイク画が埋め尽くすポンペイという町。
ヴェスヴィオース火山を背景に、今なお姿を残している町は、
一つの芸術のように見えた。
その後、海まで出て、岬で一杯を楽しんだ。
夜はリーダーと合流し、町一番のピッツァ屋さんへ。
本場ナポリのピッツァはマジで違う!
大きな窯で手際よく次々にピッツァが焼かれていく。
種類もベーシックなマルゲリータのみ。
これぞ「ザ・ピッツァ」を楽しんだ。
たぶんイタリア最後の夜になると思うが、イタリアは最高だった。
ありがとう。グラツィエ!
(写真:地中海と一杯)








