雄島
三国港駅から路線バスバスで9分、東尋坊から4分でアクセスできます。雄島の対岸の安島側には無料の駐車場駐車場があり、20台以上駐車できたと思います。

安島漁港波もあり、海沿いの漁師町の風景も楽しめます音符








雄島橋
現在の橋は二代目で昭和56年に竣工したそうです。全長224mで朱色が映える、立派な橋でした。


【現地説明文】

雄島橋からの自然観察

【柱状節理】
雄島は、流紋岩質の溶岩が地表付近で冷え固まってできた島で、巨大な柱状節理が発達しています。

橋の左手には、柱状節理の縦の断面に沿う壮大な断崖が現れています。


【雄島橋の周囲を飛び交うイワツバメを観察してみよう】

雄島橋の周りをすばやく飛び交うイワツバメをよく見てください。普通のツバメとの違いがわかりますか。

 元来、イワツバメは山地や海岸の崖や洞窟を利用して営巣する鳥なので、波浪が創り出した海食崖や海食洞が連続する東尋坊から雄島にかけての海岸線は、イワツバメの絶好の繁殖地です。

荒磯遊歩道の野鳥デッキなどから見える海食洞に目を凝らすと、洞窟をさかんに出入りするイワツバメが観察できます。

しかし、近年、イワツバメたちは、自然の適地の減少や巣を繰り返し利用するため発生する病原菌からひなを守るため、新たに平野部のコンクリート製橋梁に営巣することが多くなっています。


■渡り時期

イワツバメは、3月中旬から5月初旬にかけてやってきて、 9月下旬までには南方へ渡っていきます。


■巣作り

4月中旬までの早期渡来組は内巣を入れ替えて古巣を利用します。

外巣は泥を主とし、わらなども利用して、雌雄が共同で作りますが、内巣は鳥の羽毛や枯れ草などを用いて、主に雌が作ります。

■繁殖

産卵散は1から4個で、多くは3個です。 卵は雌雄が交替で抱き、約2週間でひながかえります。

ひなは、生れてから約26日で巣立ちします。古巣で繁殖した鳥はほとんど2回目の繁殖をします。


【鯛の花(トラベの花)】

雄島にトベラの白い花が咲く6月頃、マダイが沿岸の岩場に産卵のためにやってきます。

このため地元の漁師さんたちはトベラの花が咲くとマダイが獲れるれることからこの花を”鯛の花”と呼んでいます。



【雄島橋で波の様子を観察してみよう

海が荒れて、雄島橋に波が打ち寄せる日に、橋の両側の波の様子を観察してみよう。

昔、雄島と安島は陸続きでしたが、 長い年月の間の波浪による浸食で雄島が陸から切り離されました。

 現在、雄島橋がかかっている位置は水深が最も浅いため、 高い波は海底に当たって通り抜けることができません。

このため、 波のやってくる方向の反対側の海は、穏やかな海となっています。

安島の漁師は、このめずらしい現象のおかげで、波が荒くて他の漁港の船が漁に出られない日でも、橋のどちらか穏やかな方の海で漁をすることができます。





雄島方面







安島方面








雄島









大湊神社

けっこうな段数の階段があります。






本殿




【現地説明文】
この大湊神社は延喜式内社で祭神は、事代主神少彦名命外五柱で、三保大明神とも号せられ、航海、 漁業の守護神として、崇敬されています。

永禄年間(1558~ 1569) 朝倉義景は一門の祈願所と定めたが、 天正年間(1573~1591) 織田信長の兵火にかかり、社殿はことごとく焼失しました。

元和7年(1621年) 福井2代藩主松平忠直公が武運長久、国家安全の祈願所として再建されたのが現在の大湊神社の本殿であります。

この本殿は桃山様式を取り入れた一間社流れ造の柿葺で、中には伊邪奈岐命(いさなぎのみこと)のけやき一木彫の座像が安置されており、建物とともに県指定の重要文化財となっております。








鳥居がありますが、雄島からの眺望を楽しむ事ができます。






大湊神社からの眺望

東尋坊タワー東京タワーと観光遊覧船船が見えますね爆笑







(201904)