経済、社会を考える -3ページ目

日本銀行の懸念

 黒田日銀総裁は先日の講演で、「日本経済が中長期的に成長するためには供給力の拡大が重要。」と発言し、成長戦略の重要性を強調した。

 日銀はこれまで、需給ギャップが大きくマイナス(供給過多)なことが主な要因で起こっていたデフレからの脱却、経済の活性化をめざし、大規模な金融緩和を行って来た。その結果、需給ギャップは解消され、物価は上昇し経済も上向いてきた。そうすると今度は、供給(生産)側に、人手不足という問題が出てきた。供給が伸びず需要が伸びていくと、物価上昇の圧力は増す。しかし、物価は上昇するが、経済が成長しない、企業の利益が伸びない、給料が増えないとなると、国民にとっては大きなマイナスだ。日銀は、このスタグフレーションの状態になることを懸念している。

 日銀は、大規模な金融緩和によりデフレから脱却することには成功しつつあるようだが、今度は、人手不足という供給側の問題が表面してきた。この問題は、日本の根本的な問題である少子高齢化が原因である。この問題を解決するために、日本政府は全力を尽くす必要がある。

田中将大投手のメジヤーデビュー

 田中将大投手のメジャーデビューは、勝利で終える。3回までに3点を失う。変化球中心の配球で打たれた。しかしその後、キャッチャーと話し合い、直球中心の配球に切り替え、相手打線を0点に抑え、メジャー初勝利をあげた。ヤンキースのGMは、田中投手が自分で修正し持ち直したことを評価した。ヤンキースの先輩の黒田投手も、成功するのに必要なことは、修正力と対応能力にあるといい、田中投手はそれを持っていることを証明した。

幸せになるために

 先日、2013年の世界幸福度ランキングが発表されました。1位はデンマーク。2位、ノルウェイ。3位スイス。4位、オランダ。5位、スウェーデン。北欧が多いですね.日本は、43位でした。
 ある記事で幸福になるためのアドバイスがあったので紹介します。
・他人と比較しない。自分の人生を生きる。
・自ら選択する。他人から押し付けられて何かするよりも、自ら選択して取り組んだほうがやる気も違ってくる。
・人を愛する。幸せを感じている時は、人を愛している時とのアンケート結果があります。
・今に感謝する。生きていることに感謝することが、幸せであるための絶対条件でしょう。

原発ゼロのリスク

 都知事選で原発ゼロか否かを細川陣営は争点化しようとしてる。もし原発をゼロにするなら、日本の原子力の技術はなくなる。原子力発電によるエネルギーもそうだが、私は、安全保障の観点から、原子力の技術がなくなることに懸念がある。
 日本は、現在核兵器を持っていない。しかし、周りの国、中国、ロシア、北朝鮮など日本の敵国となる可能性のある国は、核兵器を保有している。現在は、アメリカの核の傘の下にあると思われているが、これが確実かどうかわからないし、アメリカと敵対した場合はどうなるのだろうか。その可能性は低いにせよ、万が一を考えてそれに備えるのが政府の役割ではないのか。原子力の技術を維持することで,日本もいざとなったら核兵器を作れるということを世界に示すことで、ある程度の抑止効果が得られると思う。
 核技術を保つためにも、少数の安全性を高めた原発は必要だと思う。福島での原発の事故は、設置場所や構造など人災の部分が多いとされている。また、使用済み燃料の保管場所など問題があるにせよ、世界が原子力技術を破棄しない限りは、日本にとって原子力技術の放棄は、リスクが大きいと思う。

株、投資の詐欺に遭う確率を低くする方法

 人の欲を刺激する株、投資の詐欺は、実に巧妙で、引っかかる人が後を立ちません。誰だって「必ず儲かる」と言われれば心が動きます。そこで株、投資の詐欺に遭う確立を低くする方法を紹介します。あえて「遭わない方法」ではなく「確立を低くする方法」としました。
①分からない、理解できないことに手を出さない。
②すぐに決めず、信頼できる人に相談する。
③自分は大丈夫だと自信を持たない。常に、警戒心を持つ。
④必ず儲かることは有り得ない。
この4つは最低でも肝に銘じておきましょう。