どこかで聞いたことがあるようなタイトルですが、7月14日にオープンした「アジアの熱帯雨林エリア」を紹介します。

まだ行かれていない方は、参考にしていただけると幸いです。
ただし写真には、肝心のトラやオランウータンはほぼ写っていませんので悪しからず。

 

 


「アジアの熱帯雨林エリア」のリーフレット(表)

 

 

 

そして(裏)
大きな画像を載せておきましたので、関心のある方は拡大して見てください。

 

 

 

エリアは、図左上の「コサンケイ舎」、そして、中央の点線の左と右で「トラ舎」「オランウータン舎」に分かれます。
図の左側にある矢印から施設に入って、中を通って右側の矢印に抜けるという順番で紹介していきます。


今回は、図の左側にある「コサンケイ舎」と「スマトラトラ舎」を紹介します。

 

 

 

エリアのシンボル「ヤシの木」

私、オープン当日14日の午後1時過ぎに行ったのですが、拍子抜けするほど空いていました。
報道を見ると、午前中は並ぶほど混んでいたようですのでラッキーでした。
因みに上の写真は別の日に撮ったもの。14日はとの曇りでした。

 

 

 

スカイタワーから見た「アジアの熱帯雨林エリア」の全景
大きいですね。
 

 

 

それでは参りましょう。

 

 

 

まず、「コサンケイ舎」
詳細は写真の枚数の都合上、省きます(汗)。

 

 

 

さらに進むとトラ舎の出入口があります。

 

 

 

正面に 【学習パネル】
「森の王者スマトラトラ」
「熱帯雨林でくらす」


トラの立体模型があって「からだのいろんなところにさわってみよう」との表示。
何か仕掛けでもあるのかと、あちこち、なで回してみましたが何も起こりませんでした…。

 

※やっぱり、体を触ると説明が出てくるそうです。hitomi さんが教えてくれました。失礼。
 

 

 

その奥が「バユ」の部屋

 

 

 

岩の上のバユさん
どうやらここがバユの定位置になりそうです。

 

 

 

まだよく見ていませんが、16歳と思えないきれいな毛並みをしています。
怒りんぼのところが、また愛らしいです。
 

 

 

ここを出ると、

 

 

 

2区画ある屋外運動場のうち、裏側の運動場に出ます。
※この記事では、便宜上、中央の通路を挟んで、東側を「裏」、西側を「表」と呼びます。
 

 

 

岩の上に並ぶ三角の構造物が「観察窓」

 

この窓から、運動場のトラの様子を間近に観察できるようにすることを意図しています。

 

あと、今回の新施設で目につくのが植物です。広々とした運動場にたっぷりの緑。

自然が全くない場所での施設づくりだと「ゾージアム(アジアゾウ舎)」のように人工的で無機質な感じになりがちですが、今回はよく頑張ったと思います。

 

 

 

そして、裏と表の運動場をつないでいる「空中チューブ」

 

 

 

運が良ければアオのこんな姿を見ることができます。

 

 

 

レッサーパンダ舎も屋内と屋外をつなぐ網状の空中通路がありますが、トラとレッサーパンダでは迫力が違います。

 

 

 

普通、動物園でも、こういうシチュエーションがない(?)せいか、頭上にいるトラを見ると平地で見る時よりかなり興奮します。

 

 

 

ここから通路の中へ。
この通路は「ビューイングトンネル」と言うそうです。

以前、東山再生フォーラムの講演会で武田邦彦さんが仰っていました。
「動物たちはトンネルからのぞくのがいい。 檻に入ったストレスのある動物ではなく、伸び伸びと自然な暮らしをしている動物たちを私たちがのぞかせてもらうんですね。」
 

 

少しはこのコンセプトに近づいた??

 

 

 

【学習パネル】
「えものにしのびよるハンター」

 

 

 

反対側には大きな窓


ここから表側の屋外運動場を見ることができます。
アオが乗っているコンクリートは、多分「餌場」ですね。トラが食事をするところを間近で観察できるように窓の近くに造ってあります。
 

 

 

そして、これが施設の中から見た「観察窓」
 

子どもから大人までのぞけるように高さが異なります。反対側にも、子ども用の窓がひとつついています。
 

 

 

こちらが窓からのぞいた風景


ニュースでは、アオがすぐ近くまで近寄って来て、窓をのぞき込む所が流れていましたが、それも運次第。遭遇すれば、相当インパクトがあると思います。

でも、私が見た限り、多くの人がスルーしてましたね。のぞくのが恥ずかしいのか、関心がないのか?
私なら、アオが来るまで首を突っ込んでおきたいぐらいですが(笑)。

 

 

 

観察窓の横に「水浴び場」

 

これも観察窓と同様、運次第。アオが浸かっている所を見ることができた人は、超々ラッキーです。
 

 

 

その先に進むと、ずらっと「学習パネル」が並んでいます。

 

 

 

「スマトラ島の人のくらし」
アオやネオの故郷のスマトラ島の暮らしが紹介されています。
 

 

 

「美しい自然とたくさんの生き物」
東山でも暮らしているマレーバクやフクロテナガザル、そして、最近、開花して話題になったショクダイオオコンニャクも紹介されています。

 

 

 

「スマトラトラの一生」
「食物連鎖の頂点」

 

 

 

「9つの亜種のひとつ」

今回の施設の特徴のひとつは「学習展示」が充実していること。
ただし、残念ながら立ち止まって見ている人はほとんどいません。

これはツアーを組むなどプログラム化して利用しないと、折角のパネルが活かせないですね。
ここら辺り、園に頑張って欲しいところです。
 

 

 

天井には大きな窓

 

 

 

ビューイングトンネルの両側に、階段のように岩が積み重ねられている箇所があります。
ここを登り、ビューイングトンネルの上を通って、表(この写真側)と裏(下の写真側)の屋外運動場をトラが行き来できるようになっています。

果たして、その姿を見ることができるのか?
こちらも運次第。

 

 

 

ここにも大きな窓
ここからは裏の屋外運動場を見ることができます。

 

 


 

これらのパネルが展示されている通路全体を改めて見るとこんな感じ。

トラ舎はここまでです。
このトンネルの突き当たりの向こう側が「オランウータン舎」になります。
オランウータン舎の紹介は、また次回に。

余談ですが、写真の右上にあるような扇風機が、通路の中にいくつか設置されています。
至極普通の扇風機ですが、これが意外にありがたくて。
ちょっと立ち止まって涼んだりしてました(笑)。

それでは、外に出てみますね。
 

 

 

屋外運動場(表)のメインステージ(?)

 

 

 

アオが近くに来ると、こんな感じになります。

 

 

 

空中チューブの登り口を表側から見たところ

 

 

 

水なしプールのアオ君(とおっ)


今回は、仕事帰りにコンデジで撮ったので、施設中心になりました。
また涼しくなったら、アオたちをがっつり撮りに行きたいと思います。
 

 

 

「カナリーヤシ」

 

カナリーヤシ(学名:Phoenix canariensis)とはヤシ科の樹木。日本では一般的にフェニックスと呼ばれている。アフリカ西海岸、カナリア諸島原産なのでこの名がある。宮崎県の公式ページによると、病害虫に強く長寿なことから、不死鳥(フェニックス)の名前が付けられたとされる。

(ウィキより拝借)

 

それではまた。

次は「オランウータン舎」で!