「京源」 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマーの間違いないグルメ店 | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

人の親になっても頂きを目指し、家族と共に攀じり続けるパパクライマーの記録

 感謝しているだのなんだのと書いたところで、それだけでは、お腹は膨れないよと言うに決まっているわたしの妻。結婚とは胃袋を掴んだものが勝つのだ!

 

 

 早速本題。久々に間違いのないグルメ店の企画で紹介できるお店に出会いました。それが、誕生日の前日に妻の1年間を労うために足を運んだ「京源」さん。栃木県さくら市にお店を構えている甘味処で、食事もできるようですが、わたしは甘味一辺倒で勝負させて頂きました。

 

 因みに、なんで最近そんなに甘味処ばかり回っているのかと言えば、あれですよ、あれ、甘太朗さんですよ。今川氏真役とあいまって、我が家では尾上松也さんの株が高騰しているわけです。だから、甘味なんです。まあ、美味しい上にカロリーが低い系のスイーツとあっては、食べないわけがないよね。

 

 いうわけで、妻とあわせて4品注文しました。

 

 

 「まめかん」

 美味い。素材の味がしっかりと強調されている。

 

 

 「抹茶白玉ぜんざい」

 まったく甘くないので妻からはNGが出た。本物の抹茶の苦さと微塵も甘くない豆豆しい餡子では白玉は食べられないとのこと。甘太郎さんも白玉それ自体では甘くなくのでスイーツとなりえないようなことを言っていたけれど、簡単にいうと、まさにその状態がこの器の中には生まれている。けれど、わたしは抹茶が好きなので、これを好んで注文する人もいる気がするというのも分かる。ようは好みの問題だ。甘味とは呼べないかもしらんというだけ。

 

 

 「極上黒本わらび餅(冷)」

 わたしは京源さんのわらび餅よりおいしいわらび餅を食べたことがあるけれど、たぶん、栃木ではこれほどのわらび餅を食べられるのは、ここだけだと思えるほどの秀逸なわらび餅がでてきた。1080円という料金にも“極上”と枕についているのにも、納得できる逸品だ。素晴らしい。

 

 

 「くずきり」

 しかし、わたしが今回京源さんを間違いのないグルメ店として押すのは、このくずきりについてです。これが驚いた。美味かった。わたしは「くずきり」という甘味になんらの関心を抱いてこなかった言わばくずきり素人だけれど、これだけ完成された甘味はそうそうないんじゃないかと思える、素晴らしい一品でした。当然、わたしが食べた中ではNo.1のくずきりです。

 

 見た目も涼やかで、口に運ぶと想像以上の繊細さと喉越しが他のどんなスイーツでもけして味わえないであろう得も言われぬ存在感とともに押し寄せてきます。蜜を付けずとも感じられる味わいは葛の味なのだろうか、はじめて出会う形容しがたいそれで、その味わいが京源さんの黒蜜とベストマッチング。

 なんと上品で繊細な甘さだろうか。この蜜だけで飲める。うまいよ、うまい、うまいよ!

 

 

 あっちの世界へ旅立っているわたし。(分かる人が分かればいい)

 

 高級甘味は高級であるが故に手が出しづらいけれど、京源さんは雰囲気も接客もとても気持ちの良いお店だったので、義理の御両親とかとのなんか特別な日に使うには申し分ないお店のように感じました。甘味がお好きな方は是非どうぞ。ってか、有名店だから栃木の甘味好きなら皆知ってるか。(おわり)

 

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◎「京源」

・電話番号:028-682-8064

・住  所:栃木県さくら市卯の里5-64-2

・営業時間:1100分~1700

・定 休 日:日曜日・第2水曜日・第4水曜日