「月末に想ふ、あのフィルムたち Vol.3」 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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人の親になっても頂きを目指し、家族と共に攀じり続けるパパクライマーの記録

 月末なので夏合宿の総括をわきによけて映画の話をします。思うがままに書くので支離滅裂でもご容赦のほどを。

 

 8月が終わるともうあっという間に年末ですね。今年は珍しく9月から年末にかけて映画ファンが喜べるラインナップがずらーーーーーーーっと並びます。

 

「ザ・ウォール」「ダンケルク」「エイリアン:コヴェナント」「ドリーム」「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」「バリー・シール/アメリカをはめた男」「婚約者の友人」「ブレードランナー 2049」「ノクターナル・アニマルズ」「マイティ・ソー バトルロイヤル」「ローガン・ラッキー」「ジャスティス・リーグ」「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」

 

 たまりませんな、これは。邦画もいいけど、ミニシアター系もいいけど、やっぱハリウッドに勢いがないといけないよ。嗚呼、新生スパイダーマン面白かったなー

 

 一応、邦画も名の知れている監督の新作が今秋一同に会します。黒沢清、是枝、大根仁、阪本順治、行定勲、北野武、大森立嗣、瀬々等々。1本でも2本でもヒット作が出るといいですけどね。

 

 さて本題へ。本日紹介する4本はどれも単純に傑作です。前回までよりランクが数段上のラインナップ。映画好きなら観ておいて絶対に損はありません。玄人向きなのでとっつきは悪いかもですが、上に並べたハリウッド大作にそそられない人なら大丈夫だと思います。では御紹介!

 

1.『MIND GAME マインド・ゲーム』(監督:湯浅政明)日本

 

 

「アニメーションするという意味においても、この世に生まれたからには好きに楽しく生きてやるぞという意味においても傑作です。公開当時10点満点つけまった。」

 

2.『悪い男』(監督:キム・ギドク)韓国

 

 

「わたしはこの作品を映画館で観た時、大泣きしてしまったのです。韓国版「男と女」みたいなもんで、国や環境が違えばこういうことだろうって思うのです。ただ、その当時誰もそれを理解してくれず悲しかった。個人的には間違いなくラブストーリーだし、キム・ギドク作品の中でも、センスとバランスが突出している幅の厚い作品です。」

 

3.『男と女』(監督:クロード・ルルーシュ)フランス

 

 

「で、本家も当然傑作です。本作はたまに見返したくなります。有名過ぎる作品なので今更と思う方も多いかもしれませんが、今見ても勉強になるところも多いですし、なによりオシャレです。今のフランス映画には見かけなくなった“らしさ”がしっかりと焼き付いています。」

 

4.『ビフォア・ザ・レイン』(監督:ミルチョ・マンチェフスキー)イギリス=フランス=マケドニア

 

 

「最後に紹介する作品も傑作です。いい時代になりましたよ。わたしが学生の頃は、この作品を映画ファンの大先輩に紹介されてもレンタル屋に置いていなくて都内まで出て、TSUTAYAを片っ端から回らなければ観られませんでした。それがDVD発売となって、いまや宇都宮でも観られます。何度も観るような映画じゃない、所見で響くインパクト。若かりし時はずしんと問われた気がしたなあ。」

 

 以上、なに書いたかよう分かりませんが、こんな企画をどうぞよろしくお願いします。(次回:9月末日)