7月22~23日は山に入らず、都内で開催された国際委員総会兼海外登山技術研究会に参加してきました。夜の懇親会も含め、トップクライマーの方々や若い学生クライマーの皆さんと直接語らうことができ、山を諦めた以上の取れ高を得て帰ることができました。素晴らしいイベントですよ。真剣に山やっている方は参加したほうがいいよ!
別にわたしが栃木県の海外委員会に所属しているからってわけじゃありません。別に回し者になって営業しているわけじゃない。本当に素晴らしいのです。
初日は、
鳴海さんの「カン・ナチュゴ南壁」報告
平出さんの「ルンポ・カンリ北壁初登攀」報告
重廣さんの「ナンガマリⅡ峰初登頂」報告
写真はないけど、北大のカムチャッカ北部スレディニー山脈縦走なんていう珍しい報告もありました。
2日目も
倉上さんの「ハードトラッドクライミング考」
そして白眉は、大西さんの「称名川本流 完全遡行」の報告です!
いやあ、凄かったねえ。燃えましたねえ。わたしもね、やっぱこういう山をやりたいですよ。別に山で死にたいわけじゃないのです。大西さんも無茶をやっているわけじゃないことが分かって、本当にためになった。誰もできないチャレンジを、万全に準備し(準備も誰もできやしないわけだが)、そして経験を活かし、リスクを現場で回避する判断をこれでもかとぶっこみながら、やってのける。凄まじい。燃えたぜ!
しかし、あのレジェンド重廣さんとお話しできる日がよもや来ようとは。役得とはこのことじゃないか! 是非とも栃木県でも講演して欲しい方々ばかりでした。栃木県山岳連盟海外委員会が一丸となって全力でそういう場を用意せねばなるまい。
でもそういう内々の仕事より、わたしもまずは自分の山だ。兎に角山に入らねばならない。山行くぞー、うぉー(おわり)