「2016海外登山の集い報告」 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

人の親になっても頂きを目指し、家族と共に攀じり続けるパパクライマーの記録

 本ブログでも幾度となく宣伝させて頂いてきた、わたしが所属する栃木山岳連盟・海外委員会の1年をしめくくる恒例行事「海外登山の集い」が、昨年12月に無事開催できましたので、その報告をしたいと思います。

 

 

 本年の海外登山の集いは、会場を県北から宇都宮市内へ変更しなければならなくなったので、会場探し(値段の兼ね合い)を含め、宣伝から広報にいたるまで、海外委員一同で一からアイデアを出し合ってやっと開催に漕ぎ告げられた、感慨深い「海外登山の集い」でした。

 

 各所に置かせて頂いたチラシ

 

 各所に掲示して頂いたポスター

 

 ご協力頂いた栃木県内の各クライミングジム様、山道具を扱うSHOPの皆さま、ご協力ありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。

 

 

 チラシやポスターを見て頂ければお分かりの通り、今回、栃木にやってきたトップクライマーは外道クライマーこと宮城公博さんでした。わたしが海外委員会に所属してから数えても、馬目さん、佐藤裕介さん、増本さんに引き続きの4人目のトップクライマー in 栃木です。一山屋としても本当にありがたいというほかありません。

 

 

 宮城さんと家族3人で記念撮影。頑張ったのですから当然の役得です(笑)

 

 今回の講演は、あなたの海外への1歩を踏み出すきっかけを作りますを裏テーマに、①国際ガイドを利用してのヨーロッパアルプス、②ロングトレイル、③冒険と多岐にわたるジャンルを並べて勝負しました。外道クライマー宮城さんの冒険や探求心と、国際ガイドを用いてのヨーロッパアルプス登山では、一見相いれないように見えますが、やはり、皆それぞれ環境や年齢、力量が違うのですから、誰しもが宮城さんのようにはなれないので、海外委員会としては、海外に興味をもって、海外登山が自分でも可能なんだと少しでも感じてもらえればとの思いです。

 

 

 

 そういう意味で、宇都宮白峰会の笹沼さんのマッターホルンやアイガー登山のHow toは、まさに経験者ならではの詳細が詰まっていてためになったと思うし、多くの来場者に自分もいつかはと思ってもらえたように思います。

 

 

 

 またロングトレイルの魅力を語っていただいた、根津さんの話しもまた、高所登山や卓越登山は自分には無理だと諦めていた人にも、頑張らなくてもいい、自分なりに楽しめばいいんだという、ある種の背中を押していただけように思います。本集いでロングトレイルというジャンルを扱ったのは今回が初めてでしたが、集計したアンケートでも好評で、本講演目当ての方もおられたようです。根津さん、ありがとうございました。

 

 

 

 でも圧巻だったのはやはり外道クライマー宮城さんの独演ですね。クライマーとして語っているのか、文化人として語っているのか、非常に悩ましい存在として、宮城さんはそこにおられました。人の試合を見てなんぼのもんじゃい、リングには自分で立つもんだろ?と言わんばかりのスパーリング披露です。

 

 

 

 不肖わたしが最後の座談会の司会を務めさせて頂いたのですが、やはりなかなか宮城さんの牙城を崩すことは叶いませんでした。ゴルジュストロングスタイルに切り込みたかったのですが、なにせ時間が少なすぎる!

 

 

 

 集いが終わった後は、内輪で懇親会を開き、個人的には色々聞けて大満足だったのですが、集いの来場者様には、もっと多くの魅力を伝えられたのではないかと、初めての座談会司会としては反省しきりです。来年も同じ形式でできるようなら、もっと上手くやりたいものだ。

 今回は、チラシとポスターと下野新聞掲載のおかげで、多くの一般参加者に来場して頂けて、一応副委員長をやっている身としては本当に嬉しいかぎりでした。20代が昨年と比較にならないくらい増えているのも嬉しい結果でしたね。

 栃木県の先達が挑戦してきた海外への挑戦心、次代を担う若者にこそ受け継いでほしいし、そのための「海外登山の集い」でもあります。当然、わたし始めロートルも負けていられませんけどね。山に年齢は関係ない。いや関係あるけど、経験がものを言う世界なのは間違いない。まだまだ自分も挑戦していきたい。1も2もステップアップしていきたいと思えた集いでした。講師の皆さまありがとうございました。来場者さまのハートにも少しでも火をつけられたのなら幸いです。

 

 

 次回もより一層楽しめる集いを企画しますので、是非またのご参加を宜しくお願い致します。ありがとうございました。