栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー小川山に遠征する。 | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

人の親になっても頂きを目指し、家族と共に攀じり続けるパパクライマーの記録

 12月第1週末、妻が長女と山に行っている間、わたしは昨年来の課題だった黄蓮谷右俣に入るつもりだったのですが、先週の五色山北ルンゼの氷結具合から黄蓮谷も凍ってないと判断し、小川山にに転戦することにしました。

 わたしの中では12月と小川山は結びつかない。12月には冬にしかできないことがしたい。冬期縦走、雪稜、アイス、またはスノーボードだ。だけれど、山仲間がいうには、12月の小川山も日向を狙えば寒いということはなく、問題なく登れるそうなのだ。空いていてかえっていいくらいなもんで、とのこと。

 廻り目平キャンプ場の各施設は閉鎖されているものの、駐車場は車でいっぱい。皆、これからがハイシーズンに入るボルダリングをやりにきているボルダーさんのようだ。アルパインクライマーはこの日見かけることはなかった。つまりルートは貸し切り。山仲間の言う通り日の当たるルートは寒いということはなく、暑いくらいでした。

 クラックは初心者のわたしは、今回は完全に接待される山行なので、クラックのルートを紹介してもらうだけで気が楽だ。初日は、山仲間がその昔取り付いた記憶があるという屋根岩2峰のセレクションというマルチピッチルートに取り付いてみようという話になった。6P(5.8クラック、5.8スラブ、5.7チムニー、5.7ワイドクラック、スラブ、フレーク・・・というルート)

 

 

 1Pの クラック(上)と2Pのスラブを見下ろして(下)

 

 3Pチムニー

 

 

 4Pを見上げて(上)、4Pを見下ろして(下)

 

 マルチピッチということで、アルパインの練習にと荷を背負いながら取り付いたのですが、もうもう全然登れない。荷を捨てて登るはめとなりました。5.8のスラブというのも初めてリードさせてもらいましたが、ランナウトに死ぬ思いです。クラックもノーテンでは全然抜けられませんでした。

 ここは様々な魅力がつまったルートなので、是非来年自分で抜けられるようにしたい。次の自力強化のターゲットにロックオンだ。

 

 

 2日目はクラックの練習。金峰渓谷藐姑射岩のNP冬のいざない5.9ハンド(左)、NP森林浴5.8シン・フレーク(右

 

 

 バードウォッチングロックのNPオオルリ5.8ワイドハンドを登りました。森林浴で自然壁クラックルートを初めてリードしました。テンションくってしまいましたが、登れないことはないですね。5.85.9くらいならリードトライしても問題なさそうです。個人的にはワイドが得意っぽい。この日もワイドのルート、オオルリはさくさくと上に上がることがはできました。

 やはりクラックは壁の弱点。アルパインクライマーを目指している者として5.9くらいは普通に登れるようになっておきたいですね。いい意味で刺激の多い2日間でした。来年は意識してクラックを練習して、小川山にも通うようにしよう。

 

 

 佐久の名物「鯉」を食べて帰りました。昔長野に住んでいたので懐かしの味です。(おわり)