減量2.「食事制限なし、筋トレ禁止のダイエット」 | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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 今回は減量(ダイエット)理論の各論。わたしが減量(ダイエット)を成功させる秘訣と考えている事項の紹介です。(前回のつづき)

 


2.食事制限は絶対にするな

 食事制限は絶対にしてはいけません。これだけは絶対に守って欲しい。減量(ダイエット)成功後に食べようと思っているものをダイエット中から食べなければならない。ダイエット専用サプリも摂取してはならない(一生食べるつもりがあるなら別)。食事を制限すると必ずリバウンドします。リバウンドを防止する唯一の方法が食事制限をしないことです。基礎代謝をあげれば~とか言う人もいますが、基本的に誤りだとわたしは思っています。リバウンド防止は食事制限をしないこと以外に有効な手立てがありません。減量(ダイエット)成功後に理想の体型を手に入れたあなたが食べたい食事を減量(ダイエット)中も必ずとって下さい。

 


3.体脂肪計を買え、そして毎日のれ

 減量(ダイエット)を成功させるために他人様に頼るのは、体脂肪計を購入するというその1点のみです。なぜなら減量を目指しているわたしたちが注目しなければならない数値というのは、体重ではなく本来体脂肪でなければならないからです。

 例えば、くびれたウエストが目標なら、体重を目安にどんどん落としていっても、けっしてウエストはくびれてこないでしょう。体脂肪を落とすことで始めてウエストはくびれます。

 体重よりも体脂肪の数値のほうが重要なことを認識し、体脂肪計がなければ必ず買いましょう。後に説明しますが、内臓脂肪や皮下脂肪というふうに、脂肪別で数値が出るタイプがお薦めです。そして購入したら、毎日体の情報を計測していきましょう。

 減量(ダイエット)の最初3か月間は、この自分のデータ収集と減量(ダイエット)成功後に食べたい食事を“ちゃんと取る”(食事制限をしない)ことだけに専念してくれていればいいです。

 そして自分のデータと自分の生活を照らし合わせて、特徴的なデータが自分のどんな行動とリンクしているのか突き止めて下さい(例えば、グラタン食べたら極端に体脂肪が増えたとか、1日ウィンドウショッピングしていたら体脂肪率が極端に減ったなど)。

 因みに、グラタンで極端に太るからといって、グラタンを食べるなとはわたしは絶対に言いません。食事制限を“絶対するな”ですからね。わたしも過去の減量作戦中、朝昼晩とラーメン漬けだった時もありましたが、ちゃんと痩せられました。心配しないでグラタン食べちゃってください。

 脂肪別で計測できる体脂肪計をお薦めするのは、ある程度減量が進んでいくと、やっていることに気を付けていても単調化していく傾向があり、例えば、わたしは過去にジョギングや水泳をしていましたが、皮下脂肪は順調に減っていくのに対し、内臓脂肪が一定の数値まで下がるとそれ以上減らなくなってしまった時期がありました。じゃあ内臓脂肪を減らすことに特化したなにかをしなければならないなと検討し、見事にその難問をクリアできたわけです。

 わたしがジョギングと水泳では内臓脂肪が一定以上減らない(または効率が悪い)と知ることができたのは、脂肪別で計測できたからです。情報は武器です。脂肪別の詳細情報と骨格筋率の情報は最重要なので、是非その機能付きの体脂肪計を購入してください。あとオスロンの体年齢は優秀な偏差値として活用できますので、この機能もあったほうがいいでしょう。

 わたしは体年齢の数値をものさしとして一番信用しています。逆に体重とBMIの情報は不必要と言っても過言でありません。逆に不必要な数字に足を引っ張られる恐れがあるから有害情報としてもいいくらいです。

 


4.筋トレをしてはならない

 ダイエットをしている人の多くが、ダイエット器具を買ったりすると思うのですが、それは止めてください。なぜならそのほとんどが筋トレ器具だからです。各通販サイトが、買えば筋力アップでき、理想の体型が手に入ると宣伝していますが、これが根本的なダイエットの落とし穴。筋力をアップしてもダイエットには繋がりません。

 筋肉というのは重いので、筋肉が増えると体重増えます。しかも筋トレは無酸素運動なので脂肪の燃焼を効率的に促しません。筋トレして脂肪率が低下するのは、筋率がアップしてその日の必要カロリーが増えることで、結果不足するカロリーを“筋肉7、脂肪3”の割合で分解し、エネルギーに変えて補っているからです。そして筋力が増えると基礎代謝も増大するので、食事量が一定なら、やはりカロリー不足になり“筋肉7、脂肪3”で分解するから、脂肪も場合によっては筋肉も減っていきます。

 無酸素運動をしても直接脂肪のみに打撃を与えられているわけではなく、カロリー不足により効率悪く筋肉や脂肪を分解しているに過ぎません。それは食事制限でカロリー不足に陥り“筋肉7、脂肪3”の割合で自分を分解しているのと同じ構造です。つまりは脂肪をやっつけようと筋トレしていても、じつは効率の良い脂肪減少には結びついていないのです。

 多くのダイエットを失敗している人は、食事制限と筋トレの組み合わせでダイエットに挑んでいる傾向が顕著ですが、そこが最大の問題です。筋トレは元来筋肉を増やすための行為なので、筋トレを行った後は、筋肉を成長させるために必要なエネルギーをいつも以上に摂取しなければならないはずなのです。

 しかし、筋トレ=ダイエットだと思っている人は、筋肉を増やすのに必要な栄養をいつも以上どころか制限してしまっている。筋トレでダイエットになっていないだけでなく、残念なことに筋肉を増やすことさえできないという最悪コンボ。それが食事制限+筋トレという誰もが安易にやりがちな失敗の王道例です。筋トレをしても筋肉を増やすどころか減らしている人も少なからずいます。筋トレは筋肉を増やすための行為で、ダイエットとは直接的に関係がないという理解を徹底して下さい。(つづく)