谷川岳CC報告@前書き | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

人の親になっても頂きを目指し、家族と共に攀じり続けるパパクライマーの記録

シルバーウィークに落ちてしまいましたが、山野井さんの「山のリスクと向き合うために」他2冊を読破し、自分なりに敗戦を糧にしレベルアップ・意識改革をはかり、古賀志山で岩に対する恐怖心が出ないか確認したり、マルチピッチシステムに不具合がないか点検し、オールグリーンと判断。声高らかに叫ぶ、間に合ったぜ!


なにに?


それは10月3連休の谷川岳クライミングキャンプにだ!(どーん)




本企画はもともと計画されていて、シルバーウィーク穂高岳CCと今回の谷川岳CCは対の企画だったのだ。てなわけで、20日に落ちてしまったので、今回のクライミングキャンプはアルパイン復帰戦の様相をていしてしまいました。


まあでもわたしは思いますね。仮に穂高岳CCで無事に滝谷や前穂北尾根等3ルートの登攀に成功していたとしても、現状のわたしほどのレベルアップはしていなかったでしょうね!ピンチは最大のチャンス。乗り越えられれば待っている新たな高み~って別に冗談で書いてるわけじゃありません。滑落経験して戻ってきたわたしと、滑落未経験のわたしとでは、これから先何本ルート落とそうとも、きっと次元が違う気がする。


早くにこういう経験をできたことは、明らかにこれからのわたしの強みになるだろう。逆にありがとうと言いたいですな!と、助手席に座っている妻がそういうことは無事に復帰戦を終えてから言うものだと突っ込んでおります。


まあそうだな、復帰戦でまた事故れば意味がないし、そういう可能性を否定できないのがアルパインの世界。このクライミングキャンプは、長いルートを連日登るという厳しい企画であることに変わりないのだから、しっかりと登攀を成功させ下山してきたいものだ。


さてこの谷川岳CCは、一ノ倉沢出合を拠点に、初日は「一ノ倉沢烏帽子沢奧壁南稜」、2日目に「一ノ倉沢衝立岩中央稜~北稜下山」、3日目に「一ノ倉沢烏帽子沢奧壁中央カンテ」を登るスケジュールとなっております。どうなることやらですが、次回は初日「南稜」編です。お楽しみください。(つづく)