もう終了してしまったのですが、宇都宮美術館で開催されていた企画展・薄久保友司展「光 風 人々 私」が素晴らしかったので御紹介しようと思います。
薄久保友司さんは、宇都宮美術館に足を運んでいる美術好き宮っこなら知っている作家さんなのですが、宇都宮生まれの作家さん、大物から絵本等の挿絵といった小さい作品まで、幅広く手がけている作家さんです。
今回はそういった大物をたくさん観られて良かったのですが、なんといっても絵本挿絵の原画にたくさんお目にかかれたのが嬉しかったですね。
作風に非常に幅があり、味もあり、絵本にいたっては面白くてただただ見入ってしまいました。素人がなにを言っていると笑われてしまいますが、間違いなく才能豊かなで、人間が厚い人なんだろうと感じ入りましたわ。
この企画展では、その絵本を閲覧できるスペースが設けられていてまた嬉し♪地元の美術館だとバカにしているとこういう素晴らしい展覧会を見逃す可能性があるわけですなあ。
宇都宮美術館レベルだとやっぱり作品をそれほど集められない拘束があるわけだし、なかなか企画そのものを“素晴らしかった！”と絶賛できることは少ないけれど、今回は間違いなく素晴らしかった！
上の企画展は終わってしまいましたが、現在別スペースでやっている第3回・コレクション展も面白いので、良かったら足を運んでください。宇都宮美術館も世界レベルの作品を多数かかえてはいますので、いつもならシャガールとかが楽しめるんですが、今回は、大正ロマン感じる当時のポスターの数々や、ヒロシマ関係の作品が、楽しかったですねえ。
これからも宇都宮美術館には通っていきたいと思います。打率は低くとも一発は怖い美術館として、再認識させられた企画展でした。感謝感謝♪