(昨日の投稿のつづき)初日に、4段目の厳冬期登攀を成功した我がパーティーは、5段目25mの登攀を目指します。
しかし、夜間懸垂を余技なくされそうな時間帯だったので、1人の隊員に待ってもらうことにして、2人組で迅速登攀に挑むことにしました。
ネット上には他に落ちていないであろう赤岩滝厳冬期5段目の画像がコチラです。基本的にアイスクライミングはできない滝のようでした。
ルートとしては画像のような感じに支点を取りながら登りました。ガバが多くて快適なクライミングでしたが、2つ目の支点はナッツで取ったのですが、掛かりが甘く落ちたら抜ける弱いソレでした。でもトラバースの起点になる箇所なので、支点を取らないで行く勇気がわかない。そこで落ちたら外れるのは分かりつつも、ナッツを2個突っ込んでエイヤ!をやりました。
5段目と6段目の境は雪まみれで、5.5段くらいの高さでピッチをきりました。写真は登ってくるセカンドです。快適なクライミングで達成感も抜群だったようです。
5段の懸垂は暗くならずにすみましたが、4段の懸垂は暗闇の中ですることになってしまいました。4段の懸垂は立ち木などにひっかかりやすいので、ルート取りを注意しなければなりません。わたしたちは夏の経験を活かして、かなり上の立ち木まで登ってそこから垂直に下りました。暗闇の中でも問題なく懸垂できたし、気持ちのよいクライミングができたし、今回の登攀は大成功と言っていいでしょうな♪(半分以上無理矢理に)
赤岩滝厳冬期登攀、初日はこれにて登攀終了。テントに戻って翌日なにをするか協議し、帰路の途中に寄ることが可能な地元の人間のアイスクライミングの対象にもなっている庵滝を目指すことになりました。
赤岩滝もタイミングをはかればアイスクライミングできそうなので、これは宿題とします。厳冬期登攀もチャンスがあったら7段すべてを抜けてもいいかな。まあ雪の斜面をつめるだけだし、雪崩リスクのわりに得るものは少ないと思うが。(明日につづく)