7月21日、群馬県の子持山にある獅子岩へクライミングへ行きました。全部で7ピッチあるマルチピッチのルートですが、グレードが1P目5.7、2P目5.7、3P目5.7、4P目5.8、5P目5.7、6P目5.7、7P目5.7で、フリーのルートを繋いでいるようなルートになっております。
一応予定では、1Pと2P、5Pと6Pを繋いで、計5Pをつるべで登る予定でした。
しかし、生憎の朝からの雨で、岩はびしょ濡れ。本来なら撤退なのは間違いない。でもね。スコールのマチガ沢東南稜やってきたばかりの身としてはね、、、
見上げる。1P目は登れそうな気がするなあ、これ。よし、取り敢えず1Pだけ登ってみよう！
出だしは傾斜がゆるい反面、スラブちっくで、濡れていると一番怖い。支点から支点へ、綱渡りのような緊張感で、進んでいく。でも濡れていても滑りにくい岩質のようだ。これならA0すれば抜けられそうだ。
1P目の終了点に到着するも、そこで切らずに2P目に突入。厳しいところはA0でクリア。因みに、A0とは支点やスリングなど、人工物を使って登ること。フリークライミングは色々とギアを使いますが、ギアは落ちないための道具であり、登るため（ルートを先に進むため）に使っているわけではないのです。
てなわけで、本来のクライミングの形式とは違うのですが、今回は濡れているので、アルパインのようなもの。落ちないで抜けることを優先します。
仲間は濡れているのでリードする気がない。行くなら全ルートわたしのリードだ。2P目終了点から3 P目を見上げる。うーむ、雨も降ってて渇きそうにとてもない。でも行けそうなんだよな～
結局行ってしまう。で、核心の4P目。これまた行けそうなんだよなあ。行ってしまえ！ここは左にトラバースする2箇所が本当に怖かった。落ちると降られるんで、慎重に慎重を要してのクライミング。あー死ぬかと思った。。
核心の4P目終了点で、フォローをあげていると晴れてきた。
しかし楽しそうに登っているなあ。
A0しまくりでバンバン登ってくるからスピードも速い（笑）
乾いている5P目と6P目ははじめてRPして、
登山道に飛び出す。そこからさらに短い7P目もRPして
一般登山者に凄い凄い言われるご褒美付きの山頂に到着♪
濡れていたけど、諦めずにトライして良かった。RPできたのは後半3Pだけだけど、十分な緊張感とスリルの中登ることができたので、かえって良かったかも。
楽しいルートだから、すぐにでもリベンジしに行きます。つーか、今から行きます！楽しみ♪（おわり）