山行報告【谷川岳マチガ沢東南稜(アルパインクライミング)】前編 | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

人の親になっても頂きを目指し、家族と共に攀じり続けるパパクライマーの記録

1. 行動予定

5:45谷川岳駐車場発→6:00指導センター→7:00マチガ沢出合→11:00東南稜取付→クライム→14:00トマノ耳→西黒尾根→17:00指導センター




2. 前書き

所属している海外委員会の交流登山で、谷川岳マチガ沢東南稜に行ってきました。メンバーは6名(3ペア)で、巌剛新道に入り、マチガ沢が登山道に近づいたところで沢に下り、アイゼン装着して雪渓を登り、東南稜に取り付きます。わたしのペアはアイゼンで東南稜にチャレンジします。核心はⅣ+らしいので楽しみです。




問題は天気。天気予報によれば、積乱雲の発達により、午後から雨雷の恐れとのこと。素早い行動が求められるが、岩稜登攀なので、雨の恐れがあれば、基本撤退しなければならない。今回はわたしが名目上リーダーになっているので、適時判断できるだろうか?




3. 山行記録








指導センターに登山計画書を提出して、マチガ沢出合まで歩く。








途中までは巌剛新道を30分程度歩き、ザイルを出さなくても下りられるポイントでマチガ沢の雪渓に下りる。








人が入らないところだから、シラネアオイがそこらじゅうで咲き誇っていた。












この日は、翌日のクレバス脱出訓練場所の偵察でもあったので、雪渓の切れているところを視察。上画像は訓練場所としてはベストだったのだが、如何せん場所が上過ぎるので却下となりました。












雪渓は何度か大きく切れており、基本は大きく巻かなかったのだが、一箇所だけ、ザイルを出して、大きく巻いた箇所あり(2ピッチ)。








雲が稜線の向こうからこちら側へ下りてきている。天気はもたないだろう・・・。わたしはそう判断した。しかし、隊のベテランの皆さんは、登る気十分。今回はわたしよりベテランが何人もいる。登攀中に雷雨をくってもなんとかなるだろう。よし、行こう!結局、周囲に流される、ダメなわたしなのでした。。←反省点








雪渓から取り付きへの渡りはいっそう慎重に。この時点で1130分くらい。








次回はマチガ沢東南稜登攀です(つづく)。