近況410.③奧久慈トレイルレース50K | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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(②のつづき)




第二関門を後にし、少し登って下りると、すぐエイドステーション(第二関門はあくまで関門で食糧はない)がある。ここのエイドが兎にも角にも温かく選手を迎えいれてくれ、画像のようなお土産までリュックに忍ばせてくれるので、頑張らないわけにはいかなくなる。


しかし、わたしの戦いは徐々に劣勢に追い込まれていくのだった。というのも、足の裏に縦筋の水ぶくれができてしまい、それが破けてしまったのだった。いうわけで、痛くてこの先中盤に差しかかかる頃には、あまり走れなくなってしまったのでした。


理由は足の裏が湿ってふやけてしまったからだが、たぶん、毎エイドで水を頭からかぶっていたから、その際の水がシューズを濡らしてしまったのではないかと考える。靴や靴下はすぐ渇き、濡れて嫌な感じはしなかったが、それらに包まれている足首下はふやけてしまったのかもしれない。悔しいったらないよ!




第二関門から第三関門の間は、奥久慈でしか味わえないような、画像のようなアマゾンルートが楽しめる。ランナーにはとんでもないと思うコースかもしれないが、山家としては、単純に楽しいコース♪ しかし、こんなコースではスピードが出せないのは当然で、本大会が技術も要求されている大会なのだと本当の意味で分かります(技術のない人は滑落する危険性大です)。


それでいてですよ、皆さん!それでいてです。第二と第三の間は約20㎞ありまして、制限時間は10時間30分。第二の制限時間が7時間30分だからこんなアマゾンコースを3時間で抜けろと言っているわけです。はい、つまりは第二を6時間以内で抜けておかなければ、そもそも完走なんぞは不可能なのでした。


でもですねえ、それを置いておいたとしても、この20㎞区間、アマゾンコースで時間を取られるのは間違いないんでそこはしょうがないんだけど、じつは半分以上が林道のフラットに近いコース設定になっているんですよ。登りのロードもそれほどの急斜面じゃない。つまりここは走れるところは全部走る、根こそぎ走る意識でいないといけない区間なのです。


20㎞は普通にハーフマラソンに出場したって、ガンガン走らなければ1時間50分くらいはかかります。急斜面ではないにしろ、トレランなのだから、普通考えて1.5倍以上。そりゃあもう走るしかありません。


来年リベンジするためには、①スタートから登山口まで全力疾走する。渋滞を回避するのが先決。2㎞もないのでバテてる覚悟でいけ。


②制限時間7時間30分の第二関門を6時間で抜けろ(体力と足腰はできてる。ないのはスピード。それができる登り下りのスピードをつけること)。


③第二から第三の区間20㎞の走れるところは根こそぎ走り、この区間を3時間30分で抜けられるようにしろ!ってなところだ。


②と③をパート分けして、試走を繰り返す必要があるだろう。奥久慈は嬉しいかな、宇都宮からも遠くないし、山奥というほどアプローチも悪くないから練習はしやすい。パートわけして、各Pを狙いのタイムで走れる状態に近づけることは可能である。


話しが前後してしまったが、ようするに、わたしはたいして疲れてもおらず、足腰を痛めてもいないものの、足の裏がやぶけてしまい、走り頃の区間をほとんど走ることができず、第三関門に到着するのに12時間(約46㎞)を要してしまったのでした(恥ずかしい)。


因みに、足の裏がやぶけてなくても、第三関門には11時間弱は要したと思います。つまりはまだ完走できるスピードは持ち合わせていなかたっということです。。


次回リベンジへ向けての反省点などを記して、奥久慈の記録に幕を閉じたいと思います。とほ~(つづく)