所属山岳会の座学で必要だったのでマニフェストを作成しました。もののついでにネット上にも公表しておきます。今年は「何処其処の山に登るぞ!」みたいなマニフェストではなく、真剣に、真剣に、真剣に、安全登山の確立を目指します。会長も言っておりました。「これが一番難しいと。」今年は人間力を総動員して、山の安全に向き合う1年にしたいと思います。どうぞ宜しくお願いします。
『山についてのマニフェスト2014 ~増大する責任に見合う安全登山の確立~』
1. 本書の目的
2014年の目標を明らかにする。昨年、今後の目標として一生を通じた目標を発表したが、今年はより具体的に考えられるよう、1年という短期的なスパンで考えることにより、具体的な目標を設定することが目的。文章化する作業過程で考えが整理され、文章として残すことで忘れるのを防ぐ。
2. 2014年の目標
本年は環境が劇的に変わる転換点となる年になる。山は趣味である以上、周囲に迷惑をかけてはならない。故に「事故なし、怪我なし」登山の徹底をしなければならない。そこで下記目標を掲げ、フィジカル、メンタルなどのすべてにおける山力を底上げし、安全登山を再確認し、周囲が心配しない安全登山の基礎を確立する。
(1)前提目標
「山で事故を起こさない、怪我をしない」を前提目標とする。この前提目標を達せられないときには、他目標で達成基準を満たしたとしても、当該目標は未達成と解するものとする。ここでいう“山で”とは、山スキー、沢登り、縦走、クライミング、トレイルランニングなど、入山中のすべてを含む。
(2)第1の目標
アルパインクライミング力の向上。昨年、松木で始めて後輩と二人で入り、リードをした。これをより一層推し進め、アルパインクライミング力の向上を目指す。
・ナチュプロ使用のアルパインのリードの複数回の練習
・ボルダリング、フリークライミングの限界グレードの引き上げ
・ゲレンデ(外岩)での限界グレードの引き上げ、複数回の練習
・専門書を読み、クライミングの基礎知識の獲得
・様々なパートナーとの入山経験
・後輩との入山による、リーダーシップの観点からの自己鍛練
(3)第2の目標
体力と下半身作り。所属山岳会には、鉄人とも呼ぶべき、二名の両先輩がいる。わたしはそれを継ぐものとなるべく、体力と下半身作りを今年の最大関心事とし、それに励む。
・100km以上のトレイルランニングに挑戦
・50km以上のトレイルランニングを完走
・フルマラソンの記録を更新(3時間30分切りを目指す)
・ウルトラマラソン100kmの完走
(4)第3の目標
多方面の地域の山に多様な形態で入り、山経験値の底上げをする。
・数々の栃木百名山(里山)を利用し、トレイルランニング、夜間トレイルランニングの練習をする。
・日本百名山に入山するに際し、様々な形態を取り入れる。沢登り、冬季縦走、アルパインクライミング
(5)各時期の目標
① 2014年6月1日時点の目標
・OSJ奥久慈トレイルレース50kmの完走
・白馬岳主稜の踏破
・古賀志練習15回以上(昨年回数超え)
② 2014年9月7日時点の目標
・OSJ八ヶ岳スーパートレイル103kmの完走
・日本三大岩稜から2ルートを踏破
・谷川岳一ノ倉沢に挑戦(ルートはパートナー次第)
・古賀志練習20回以上(昨年回数超え)
③ 2014年12月31日時点の目標
・ボルダリング2QのRP
・フリーの5.11cのRP
・外岩(ゲレンデ)の5.11bのRP
・アルパインルート5級の踏破(セカンドでもよい)
・本番練習を合わせて年間100ピッチ以上登る
・鋸山をアルパインで踏破
・ジャンダルムの踏破
・日本百名山未踏12登頂(残り20以下にする)
・栃木百名山未踏8登頂(残り55以下にする)
・体重55kg台への減量
・年が明ける前にアイスクライミングに挑戦していること
3. まとめ
山経験値の底上げ、クライミング力の向上、山の座学を吸収し、基礎体力作りに励む。これらすべては安全な登山を確立するためにあり、周囲に信用される登山家になるべく、入山中のことだけでなく、言動および立ち振る舞いも含めてすべてにおいて気をつける一年にしたい。