山行報告【奧穂高岳・涸沢岳西尾根(冬合宿・北ア厳冬期アルパイン入門)】2日目 | 栃木県宇都宮市で攀じるパパクライマー

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人の親になっても頂きを目指し、家族と共に攀じり続けるパパクライマーの記録

1.行動予定

2日目(12/30

4:30 起床

6:00 幕営地出発

8:00 蒲田富士

11:00 穂高山荘

12:00 奥穂高岳

13:00 穂高山荘

14:30 蒲田富士

15:30 幕営地到着


2.山行記録


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2日目は予定通り起床し、素早く準備をして暗い内から出発です。樹林帯を出た先の稜線上は、凍っているところが出てくるので最初からアイゼン装着で行きます。



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樹林帯を抜けると稜線で出ます。下りで南陵のほうへ行かないよう標識をつけておかなければならないポイントです。この先はアルパインクライミングの入門的なルートに入っていきます。ルンゼ状のところあたりから岩稜の箇所がところどころ出てくるので、慎重にアイゼンを雪面に食わせて、蒲田富士を目指す。



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蒲田富士を抜けると稜線歩き。前半は雪庇が発達しているので顔を覗かせている植生などを頼りに巻いたりしながら進み、ある程度行った先からはナイフブリッジを行く。稜線上の吹雪は予報通り強く、またガスも発生していて視界不良もホワイトアウト一歩手前という具合。



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2800m付近の涸沢取り付き手前に到着した時にはこの酷さ。



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取り付く予定の涸沢もほとんど見えません。登ることは可能だけど、下りるのが心配。上の穂高山荘で停滞することになっても、明日天気が回復するかは分からない。リーダーはここで撤退の判断をしました。



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遅れている後続が到着したのち、



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皆で涸沢取り付き手前にて記念撮影



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下山を開始しました。



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下山も来た岩稜を下りなければならないので、慎重を要します。バックステップで前爪を利かせて下りていきます。



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幕営地に戻ってきて、このままテント撤収して下山するかテン泊するか多数決が取られ、もともと集団行動の能力向上の合宿なので、二泊目もしていくことに決まる。早々と下りてきてしまったので13時から宴会開始。宴は19時過ぎまで続きましたとさ。(つづく)