えーなんだってー、３連休の最終日がイブだっただとー、そんなんわしまったく知らんかったわー。ってなわけで、予定をすべてキャンセルしてしまったわたしはイブもがら空きだったので、やることがない。しかし予定をキャンセルしたため２日分の軍資金ならあった。これは天恵であろう。間違いない。すべて必然なのだ。わたしは連休最終日はクライミングジムに籠もることにした。そうなのだ、最後の5Qルート攻略に向けて時間が全然足りてないと思っていたのだ。このままでは年内にクリアはできないとね。目標を達成するためには、できうるかぎり攻略に時間を割かねば。
ま、でもそれじゃああまりに単一に過ぎるじゃないか。もう少し工夫が欲しいよね。わけで、もともと弟夫婦をクライミングジムにいつか招待しようと思っていた接待企画と、上限なし・トッピング自由・はなまるうどんご招待企画（２才３才なんて子どもにははなまるうどんで十分だと思うのです）という、無駄に時間とお金を消費する企画が２本宙に浮いていたので、この際まとめて実行してしまおうと、前日実家で会っていた弟夫婦に持ち掛けてみると快諾されたので、それらを纏めた１日を過ごしてみた。
まずお昼に会って「はなまるうどん」する。トッピング３個でもお腹一杯でうどんを残してしまった甥っ子。まだ3才ではわたしの懐に打撃を与えるほどの胃袋は持っていないようだ。一安心だぜ。え？
腹ごしらえを済ませたらクライミングジムに移動。甥っ子が一番気に入ったのはトランポリンでした。兎に角楽しかったようで大満足しておりました。これで甥っ子は近くこのジムに連れてってとせがむようになり、麻薬のようにその快楽は脳みそをむしばみ、必然的にクライマーになるわけですね。うちの血筋から天才クライマーが誕生する可能性があるわけですな。いまから叔父のおかげですと優勝インタビューで答えている姿が目に浮かぶぜ。ありがとうございます。え？
姪っ子も多いにはしゃいでいたし、弟夫婦自身も案外楽しくやってましたね。子どもの様子を見なくてもよい間隙をついては壁にはりついてましたよ。クライミングの奥深さに少しでもふれてもらえたので、この企画は大成功だったと思います。
で、2時間弟家族を接待した後、わたしだけ残って5Qラス1ルート攻略戦の開始です。いつも2時間でジムを出ないといけない我が身ですが、この日はフリーで入って13時30分から閉店（19時）まで、1ルート攻略のためだけに時間を費やしました。本ジムの常連クライマーのT大くんが最近わたしのこの意欲をかってくれて、細かいアドバイスをくれたり、ホールドを磨いてくれたりするので、もうこっちとしても後にひけない状態です。
T大くんはこの日が今年のラストだったので、次に会うのは来年。来年T大くんに結局5Q全クリできませんでしたとは絶対に報告できない、したくない。でもこの日も攻略できなかった。こんな長時間1ルートにだけ向き合っているのに攻略できないなんて、本当に才能がないんだなと愕然とするけども、わたしより遙かに上手い人がもっと難しいところへ果敢にチャレンジし続けて跳ね返されているのを見ると、そういうことじゃないんだと思える。反復から掴むしかないんだ。
本日27日（水）が最後のトライ日になる予定。果たして目標達成なるのでしょうか。兎にも角にもこの長時間のジム籠もりがなかったら、絶対間に合わなかったであろう意味ある1日となりました。なにかを実現するためにはなにがどれだけ必要か、そういう距離感が逆算で最近手に取るように分かるようになってきた。これはマラソンの成果だと思うが、今回もたぶん届くはず、ぎりぎりだけど、なんとか。（おわり）